知ってる? ナンバープレートの「ひらがな」の意味… 使われない「4文字」とは
「お・し・へ・ん」は使われない?
このように、ナンバープレートに表記されているひらがなにはクルマを識別するうえで重要な役割があることがわかりました。
一方で、前述したひらがなにも実は使用されていないひらがなが存在します。それが「お・し・へ・ん」の4文字です。
この4つのひらがなは、普通自動車でも軽自動車でも使わないこととされていますが、その理由はなんなのでしょうか。
国土交通省の担当者によると、「その理由は諸説があるため、一概に理由を説明することは難しい」と言いますが、理由のひとつとして挙げられるのは「『お』は『あ』と見た目の区別がつきづらく、また『を』と同じ発音になる」という点です。
ナンバープレートには、事故や事件などのトラブル時にわかりやすくクルマを見分ける役割があるため、混同しやすいものは避けているのかもしれません。
さらにそのほかの理由には、「『し』は『死』を、『へ』は『屁』を連想させてイメージが悪い」ため、使用されていないとされています。とくに「へ」は発音が「え」と似ているため、避けられているようです。
また、「ん」は発音がしづらく、電話での通報の際に聞き取りづらくなることを敬遠したとされています。また、歴史的仮名遣いである「ゐ」「ゑ」も使われていません。
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ナンバープレートには地名や数字、ひらがななど、さまざまな情報が表記されており、クルマ1台1台を識別する役割を果たしています。
最近では「地方版図柄入りナンバープレート」といった、ナンバープレートのデザインを楽しむこともできます。
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