どこでも「就寝」! トヨタ・日産・ホンダが手掛けた便利すぎる“純正”「車中泊仕様」3選

アウトドアシーズンを迎え、車中泊人気も高まっています。各自動車メーカーもブームの兆しを察知し、いち早く純正ベッドを備えたモデルを設定しています。今回は、日常の用途にも活用しやすいメーカー純正の車中泊カー3選をお届けします。

「車中泊」初級ユーザーにもオススメ! メーカー純正車中泊カー3選

 アウトドアレジャーシーズンの旬を迎え、自由な旅のスタイル「車中泊」にも注目が集まっています。
 
 そんな中で、各自動車メーカーも純正ベッドなどを備えたモデルをいち早くラインナップ。日常での用途も使いやすいメーカー純正の車中泊仕様車 3モデルを紹介します。

トヨタ「ノア」8人乗り仕様のセカンド・サードシートをフルフラットにした状態
トヨタ「ノア」8人乗り仕様のセカンド・サードシートをフルフラットにした状態

●ホンダ「フリードプラス」

 ホンダのコンパクトミニバン「フリード」は、3列シート仕様に加え、荷室用途を重視した2列シート仕様「フリード+」(以下「フリードプラス」)がラインナップされます。

 ボディ後半部分を造り直すほど手が込んだ設計で、荷室の床はベースのフリードに対しさらに低く地面ギリギリまで荷物が積めるほか、大きく開くテールゲートも専用設計となっています。

 2列目シートも専用設計で、座面を引き上げて前倒しするダブルホールディング機構を採用。背もたれと荷室の床面がフラットにつながるようになっていて、床面の下にも荷物が収まるような2段式の便利な収納システムが備わります。

 純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスでは、ベッドマットの「ラゲッジクッションマット」(2万2000円)をフリードプラス専用品として設定。長さ約180cm×幅約123cm×厚さ約3cmという本格的な「寝床」が出来上がります。

 四角く効率的な室内空間との相性も良く、大人2名が就寝できるサイズとなっています。

 このほか、車外の光を遮断しプライバシーを確保する「プライバシーシェード」(4万1800円)を揃えれば、車中泊がすぐに楽しめる便利なアイテムが用意されています。

●日産「セレナ マルチベッド」

 日産「セレナ」は、「家族のためのミニバン」というコンセプトのもと、1991年の初代モデルの登場以来、一貫して支持を集め続けている人気モデル。2022年11月28日にフルモデルチェンジし、6代目となりました。

 新型セレナでは、歴代が継承する広い室内空間はそのままに、先進運転支援システムや、新開発の第2世代「e-POWER」(ハイブリッド)などの最先端技術も搭載し、さらなる進化を遂げています。

 そんなセレナには、先代で2020年2月に純正車中泊仕様車「セレナ マルチベッド」が用意され、注目を集めました。

 サードシートを廃した5人乗り仕様(e-POWERは4人乗り)に収納式のベッドを備え、広い室内をフルに活用することができます。

 シート地やベッドボードに防水素材を採用したほか、荷室の床面もロンリウム(硬質塩ビマット)張りとし、汚れをふき取りやすい設計とするなど、アウトドアユーザーのニーズに応えた仕様です。

 そして新型セレナにもこのマルチベッド仕様を続投。新型ではe-POWERモデルも5人乗り仕様となったほか、4層構造のベッドの厚みも増したことで、寝心地も向上しているといいます。

 ラインナップもワイドで、ガソリン/e-POWERの各「XV」「ハイウェイスターV」に加え、カスタムモデル「AUTECH(オーテック)」(4人乗り)も設定されています。

●トヨタ「ノア/ヴォクシー」

 2022年1月にフルモデルチェンジを果たしたトヨタのミディアムクラスミニバン「ノア」とその兄弟車「ヴォクシー」は、特に車中泊専用のアイテムがある訳ではありません。

 しかし全長4.7メートル級の街中でも扱いやすいサイズのなかにレイアウトされた、広く快適な室内空間を上手く活用することで、手軽に車中泊を楽しむことも可能です。

 ノア/ヴォクシーは、2列目席を左右独立式のキャプテンシート(2人掛け)とした7人乗り仕様が人気の中心ですが、車中泊を楽しむならベンチタイプの3人掛けシートを持つ8人乗り仕様が断然オススメ。

 前後のシートをつなげフラットに寝かせてベッド代わりに使う際、キャプテンシート仕様では左右席の間にすき間ができてしまうからです。

 まずは販売店の展示車などで実際にシートを倒してみて、寝心地を確かめてみることをオススメします。

 シートのすき間や段差などはキャンプ用のエアマットなどで補正すると、より快適に就寝できるはずです。

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ホンダ「フリード+(プラス)」
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1件のコメント

  1. 車中泊だの就寝仕様だのと言っても根本的な意味を理解していない車両しかない。
    シートが平らになり、起き上がっても天井に頭が支えなければいいというものではない。

    車内で実現できる理想的環境はカプセルホテルレベルだと思うが、カプセルホテルと比較しても騒音対策、断熱対策の点で全く及第点に及んでいない。

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