トヨタが新型「センチュリー ミニバン」お披露目してた!? 超豪華すぎるミニバン「ハイエース プラチナム ラウンジ」がスゴイ! 先進的なラグジュアリーモデルの反響とは?
2015年の東京モーターショーでトヨタ車体が出展した「ハイエース プラチナム ラウンジ」。VIPを送迎する「ショーファードリブンカー」がセダンからミニバンやSUVに移行する昨今において、いかに先進的なコンセプトであったかがうかがえます。そんな“超豪華ハイエース”と寄せられたコメントを紹介します。
まさにセンチュリーのミニバン仕様!? 「欲しい!」の声が続々と
「モーターショー」といえば、将来市販化されるモデルの要素を含んだコンセプトカーや現在販売中の注目モデル、最新の技術展示品などを各メーカーが熱を入れて披露する、クルマ好きならずとも楽しめる一大イベントです。
その中でも日本最大級の規模となる「東京モーターショー」は、コロナ禍の影響もあって2019年10月以降開催されていませんでしたが、ついに2023年10月に「ジャパン モビリティショー」と名前を変えて開催される予定となりました。
変わるのはイベント名のみならず、今後は自動車メーカーの展示を超えた様々なモビリティが提案されるイベントへと進化を遂げるといいます。
そんな東京モーターショーでは、過去にも様々なコンセプトカーが公開され大きな話題を呼んでいますが、とくに話題となったモデルとそこに寄せられたコメントを紹介します。
2015年の第44回東京モーターショーでトヨタ車体が参考出品した「ハイエース プラチナム ラウンジ」は、“センチュリーのミニバン“と言っても過言ではないほどの超豪華仕様の「ハイエース」です。
基本的にハイエースは、室内空間の広さからレジャーや車中泊などを楽しむ個人ユーザーからも高い人気を集める1BOXタイプのバンです。
ハイエース プラチナム ラウンジは、そんなハイエースの中でも最大サイズとなる「スーパーロング・ハイルーフボディ」をベースに、トヨタ車体が内外装をカスタマイズ。グリルやライトも完全に変更されたことで、もはや別の車種と言えそうなレベルにまで豪華さ高めたコンセプトカーが完成しました。
ボディサイズは全長5410mm×全幅1920mm×全高2285mmと、あらゆる値が圧倒的な巨体は、現在のトヨタの最上級ミニバンである「グランエース」よりも大きなサイズです。
インテリアは、上質感の漂う「白」を基調として仕立てられたデザイン。広大な室内の中には大柄な4座シートが贅沢に配置され、大型モニター、オーディオ、調光式の天井照明、可動式テーブル、ワインセラー、コーヒーメーカーなど、まさに車名の通り「ラウンジ」さながらの快適な装備が備えてあります。
トヨタ車体は当時このクルマについて「艶やかな夜の世界を美しく走り抜け、都会のパーティーへの移動が似合う、最大級の空間を贅沢に味わうナイト エクスクルーシブ ワゴン」と解説しています。
このハイエース プラチナム ラウンジについて、SNSなどでは多くのコメントが寄せられており、その多くが「フロントのデザインとか良いね!」「新型ハイエースをこのフロントマスクとバンパーの路線で市販化して欲しい」「アルファードより全然良いじゃん」「グランエースからの乗り換えにいいかも」「ハイエースベースでこれだったら欲しい」のように、デザインを好ましく受け止めた意見や、市販化を熱望する声でした。
一方で、「ハイヤー用かな?」「官公庁が購入するね」「高級なのばかり作らないで、廉価なヤツも頼みますよ」という、高級路線すぎると購入対象から外れてしまうために価格を抑えたモデルを望むコメントもありました。
そのほか「100系ハイエースワゴンのSCL(スーパーカスタムリミテッド)は確かこのエンブレムついてたよね」というデザインの細かい演出に気づいた人や、「現行ハイエースの納車でもかなり待つのに、これが出て注文しても納車まで1年はかかるだろうなぁ」と、長期化する納期問題に言及する意見も見られました。
※ ※ ※
ハイエース プラチナム ラウンジは2023年現在でも市販化は行われず、同様のデザインが適用されたようなハイエースもありませんが、「センチュリーのSUV版が企画されている」という報道が各紙やSNSで話題になっています。
VIPを送迎する「ショーファードリブンカー」がセダンからミニバンやSUVに移行する潮流を感じる昨今において、2023年10月に開催されるジャパン モビリティショーにも再びハイエース プラチナム ラウンジのような豪華さを備えた新たなモデルが展示されるのか、注目が集まります。
リエッセⅡをベースにした方がはるかに乗り心地がいい。