2022年7月15日に発表された16代目新型クラウンは4つのボディタイプが用意され、クラウンとして初めて、世界40か国で販売されるグローバルモデルになりました。
　
　2022年9月1日には、このうちの1タイプである「クラウン クロスオーバー」から販売がスタートしており、残る「スポーツ」「エステート」「セダン」の3タイプについても2023年内に発表される予定と、その登場も間近に控えています。
　
　今回くるまのニュースでは、この中でも伝統と格式を継承する新型「クラウン セダン」について、どのような要素を持ったクルマとして登場してほしいのか、SNSで調査してみました。

　クラウンは今から68年前の1955年に初代が登場して以来、16代目となる新型まで途切れることなく一貫して同じ名称を保ち続けた、トヨタにとっても重要なモデルです。

　2022年7月15日に発表された16代目となる新型クラウンは、これまでと同様のセダン形状を引き継いだ「セダン」のほかに、セダンとSUVを融合させた「クロスオーバー」、運転しやすいパッケージでスポーティな走りを楽しめる「スポーツ」、大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的なSUVとしての「エステート」といった、計4つのボディタイプへと別れ、新たにクラウンシリーズとしてグローバルに展開されるクルマになりました

　このうち、クラウンとしては王道とも言える「セダン」のボディサイズは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1470mmと、現在販売されるトヨタのFCV（燃料電池）セダン「ミライ」を少し大きくしたようなサイズ。全長は5mを超えておりこれまでのクラウンと比較すると、1クラス上のボディを持ちます。

　コンセプトとして掲げられている「新たなフォーマル表現でショーファーニーズにも応える正統派セダン」という役割をしっかり果たせそうな新型クラウン セダンですが、ユーザーはこのクルマに対し、どのような要素を持ったクルマとして登場してほしいのでしょうか。SNSでアンケートを実施しました。

　アンケートでは、「新たなフォーマル表現とともにショーファーニーズにも応えるという『クラウン セダン』にはどのような要素を期待しますか？」と質問。これに対し「スポーツカーのような走行性能」「ラグジュアリーカーのような快適性」「豪華な内装デザイン」など複数の選択肢を用意しました。

　その結果、「ラグジュアリーカーのような快適性」が41.7％で圧倒的最多となり、王道のセダンには快適なクルマであってほしいと言う願いが浮かび上がりました。また、「豪華な内装デザイン」が16.7％で続き、“高級感のある内装が望まれている様子がみられます。

「ラグジュアリーカーのような快適性」と回答した理由についても聞いてみたところ、「クラウンといえば上質なセダン」「乗り心地こそクラウンのアイデンティティ」「ショーファーカーにふさわしく」といった、クラウンそしてセダンだからこそ乗り心地が重視されるべきという意見が多くありました。

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　アンケートでは、「2023年中に登場するとされている『クラウン スポーツ』、『クラウン エステート』、『クラウン セダン』ですが、このうちどのクルマに対し一番好感を抱きますか？」という質問もしており、その結果、「セダン」が66.7％で最多で、これに続き「エステート」が20.8％、「スポーツ」が12.5％となり、新型クラウン セダンは圧倒的人気を誇る結果になりました。

　新型クラウンシリーズについては、現在「クラウン クロスオーバー」から販売がスタートしており、残る3タイプについては、2023年内にも順次発表される予定です。

待望される新型クラウン セダンの続報が待たれます。