絶好調スバルに死角はないのか 実は課題山積、創業100周年のその先は?

好調の波に乗る昨今のスバルこと富士重工業ですが、一方で実は大きな課題も抱えています。このまま波に乗り続けることができるかどうか、2017年に創業100年を迎える同社の次なる一手に注目です。

生き残るための戦略が首をしめる可能性も?

 マツダが、トヨタ「プリウス」と同じハイブリッド・システムを使って、「アクセラ」のハイブリッドタイプを作っています。しかし、これが売れているという話は聞こえません。やはりファンは、「燃費の数字がよい」からスバルやマツダのクルマを購入するというわけではないからでしょう。スバルなり、マツダなりの、これまでのクルマづくりが好きだから、それぞれのファンになっているのです。そうしたときに、中身がトヨタのクルマでは、性能うんぬんの前に、ファン心理としてガッカリしてしまうのではないでしょうか。

 やはり、スバルがハイブリッド車を発売するというのであれば、スバルらしさは必須ですし、そのうえでハイブリッドのメリットが必要です。それは過去を鑑みれば、スバルにとっては非常に難しい課題です。そして、クルマの電動化は世のなかの大きな流れであり、あらがえるものではありません。苦手だからと、諦めるわけにはいきません。

 つまり、現状のスバルの状況は素晴らしいのですが、未来が盤石かといえば、そうでもなく、課題が山積しています。当然、スバルの経営陣は次なる手を考えているはずです。開発陣も、さらなる魅力的なクルマの開発にいそしんでいることでしょう。ぜひとも、この好調さを維持できる、素晴らしいプランと技術がスバルから提示されるのを期待したいと思います。

【了】
提供:乗りものニュース

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