絶好調スバルに死角はないのか 実は課題山積、創業100周年のその先は?

好調の波に乗る昨今のスバルこと富士重工業ですが、一方で実は大きな課題も抱えています。このまま波に乗り続けることができるかどうか、2017年に創業100年を迎える同社の次なる一手に注目です。

好調の波間に見えるスバルの「課題」

 さらに、スバルの中期経営計画「際立とう2020」には、2016年から2020年のあいだに、「プラグインハイブリッド車」と「次世代ハイブリッド車」を投入するという記載もあります。遅れ気味だったスバル車の電動化も、これから一気に加速しそうな気配です。

 しかも2017年は、富士重工業にとって創業100周年という記念の年です。会社名を富士重工業から、一般に馴染みの深い「スバル」へ変えることも予定されており、これも話題性十分。2017年のスバルが、盛り上がらない方がおかしいくらいの状況です。

 では、スバルの未来はバラ色なのでしょうか。

 実のところ、そうは問屋が卸さないのが自動車ビジネスの厳しいところ。過去5年を限って見れば、確かにスバルの売上げはものすごい勢いで伸びました。しかし内訳を見ると、伸びたのは北米市場だけです。ほかの地域はほとんどが横ばいで、売上げが落ちている地域さえあります。つまりスバルの絶好調は、北米市場に頼りきりというのが実情です。

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