「花見」にも最適なのに… 車の「サンルーフ」なぜ減った? 最近は「ガラス張り天井」が主流? 装着するとデメリットも
開放感マシマシ装備 デメリットもある?
かつての主流であるサンルーフや現在採用されるケースが増えてきたパノラマルーフは、車内にいながらも開放感を感じられる装備です。
一方で、これらを装備することでデメリットもあるようです。
サンルーフやパノラマルーフを装備するデメリットについて、自動車整備工場の整備士は以下のように話します。
「サンルーフ装着車の場合、モーターが故障すると開閉動作ができなくなってしまいます。閉まった状態であれば良いのですが、開けた状態で閉められなくなってしまうと雨漏りが起きたり、密閉性が確保されません。また、水抜き穴が詰まることで、完全に閉じているのに雨漏りするケースもあります。
パノラマルーフに特有なものとしては、降ひょうや雪塊などの落下物で割れてしまう危険性もあります。いずれのケースでも室内の天井やカーテンエアバッグなどを外す必要があるので、高額な修理となってしまうでしょう。
さらに、サンルーフとパノラマルーフのどちらにもある故障ですが、電動シェード(薄い日除け)を装備するクルマで、シェードのモーターやシェード自体がうまく機能せずに巻き込んでしまい故障するケースもありました」
このようにサンルーフやパノラマルーフを装備することに起因する故障もあり、ガラスルーフではその修理費用は特に高額になることも多いようです。
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花見のほかにも星空を眺めたり、寒い季節に日差しを取り込んで車内を暖めるなど、様々なメリットもあるサンルーフ・パノラマルーフ。
しかし装着することによるデメリットに加え、十数万円など比較的高額オプションとして設定されているケースが多いようです。
クルマを選ぶ際はメリットとデメリットの両方をよく考えた上で、活用できそうであればサンルーフ・パノラマルーフ付き車を選ぶことも良い選択となるかもしれません。
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