「天草未来大橋」25日開通! 上島と下島に架かる「短い第2のルート」は将来70kmの道路に!?
熊本県天草諸島の上島と下島をつなぐ「本渡道路」が、2023年2月25日に開通します。
天草未来大橋を含む1.3kmが開通
熊本・天草諸島の上島と下島を結ぶ「天草未来大橋」が、2023年2月25日15時半に新たに開通します。
この橋を含む本渡(ほんど)道路は、どのような道なのでしょうか。
本渡道路は、熊本県天草市の志柿町(上島・国道324号)と港町(下島)を結びます。
延長1.3km、幅員10.5m、完成2車線で整備され、そのうちの延長1.1kmを天草未来大橋が占めます。
現在、上島と下島を隔てる狭い海峡「本渡瀬戸」には、国道266号・324号の天草瀬戸大橋と、本渡瀬戸歩道橋の2本が架かっています。
このうちクルマで渡れるのは天草瀬戸大橋だけですが、熊本県によると、橋の前後区間は特に朝夕の交通量が多く、渋滞が発生しているといいます。
本渡道路は、そんな天草瀬戸大橋に続く“第2のルート”として、本渡市街地の混雑緩和や災害・緊急時の代替路、物流の定時性確保などの役割が期待されています。
なお、本渡道路は開通時点では1.3kmとごく短い道路ですが、すでに開通している三角大矢野道路や松島有料道路、松島有明道路などともに、将来は熊本市と天草市を結ぶ全長約70kmの地域高規格道路「熊本天草幹線道路」に組み込まれる計画があります。
この熊本天草幹線道路が全線開通すると熊本からの時間が短縮され、天草下島の一部は90分圏内に入る見込みです。
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