四国の“西口”アクセス改善!「大洲・八幡浜道」3月に延伸 松山道~フェリー間が少しラクに

大洲・八幡浜道路のうち、八幡浜東IC~八幡浜IC間(八幡浜道路)が開通します。

八幡浜東IC~八幡浜IC間が開通

 愛媛県は2023年2月10日、八幡浜市内で建設を進めてきた大洲・八幡浜道の八幡浜東IC~八幡浜IC間(八幡浜道路)3.8kmが、3月25日に開通すると発表しました。

大洲・八幡浜道の八幡浜IC付近。2023年1月11日撮影(画像:愛媛県)
大洲・八幡浜道の八幡浜IC付近。2023年1月11日撮影(画像:愛媛県)

 大洲・八幡浜道は、大洲市北只を起点とし、八幡浜市保内に至る約14kmの地域高規格道路です。

 具体的には松山道・大洲道路の大洲北只ICで分かれて国道197号と並走しながら保内ICまでを結ぶ計画で、このうち大洲北只IC~大洲平野IC間(大洲西道路)3.3kmは設計中、大洲平野IC~八幡浜東IC間(夜昼道路)4.2kmは建設中。そして西端の八幡浜IC~保内IC間(名坂道路)2.3kmは、2013年3月に完成しています。

 今回開通する八幡浜東IC~八幡浜IC間は、2005年度に事業化され、およそ252億円かけて整備されます。道路は2車線、幅員9.0m、設計速度60km/hです。

 これにより、四国と九州を結ぶ八幡浜~別府・臼杵や三崎~佐賀関(国道197号)といったフェリー航路とあわせることで四国~九州間の移動距離や所要時間がさらに短縮。

 また、南海トラフ地震などの大規模災害や伊方原発の万一の事故の際に、迅速な避難・救援経路としての役割を果たすことになります。

 さらに、八幡浜・大洲圏域での医療機関への救急搬送時間の短縮も期待されています。

※ ※ ※

 なお、大洲・八幡浜道の終点である保内ICからさらに西は、豊後伊予連絡道路と接続する構想があります。この道路は太平洋新国土軸構想の一部として、四国・愛媛県の佐田岬半島を進み、豊予海峡を海底トンネルか長大橋で渡り九州の大分県に至るというものです。

 現在、この構想は、実現に向けて具体的な動きはありません。同様のルートは、国道197号とフェリー航路(国道197号海上区間)でなぞることが可能です。

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