ホンダ4~12月期決算は増益 一方で通期の売上収益見通しは下方修正 四輪と二輪で明暗
ホンダが、2022年度第3四半期決算と通期業績見通しを発表しました。
四輪は中国での減産が影響
ホンダは2023年2月10日、2022年度第3四半期決算を発表。第3四半期累計(2022年4月~12月)の営業利益は、対前年9.3%増の7339億円でした。
半導体の供給不足や中国での新型コロナ感染拡大による四輪車の生産・販売減少、原材料費の高騰、インフレによる製造コストの上昇などがあったものの、値上げや二輪車販売台数の増加、為替変動などが増益に寄与したといいます。
第3四半期の3か月間では、営業利益率6.3%を確保しています。
2022年度の連結業績見通しは、売上収益が2022年11月時点の見通しと比べて1500億円減収の17兆2500億円、営業利益が2022年11月時点の見通しを維持して8700億円としています。
引き続き、半導体の供給不足や新型コロナなどのマイナス要因を見込むものの、価格の見直しや主にアジアでの二輪車販売台数の増加、収益改善の取り組みなどを織り込みます。
第3四半期累計の販売台数は、四輪車では日米中のいずれの市場でも前年同期を下回る結果に。2022年度通期見通しは、主に中国での減少を反映し、2022年11月時点の見通しから6%減の385万台に下方修正しました。
二輪車は、販売機種の入れ替えなどにより特にベトナムやブラジルで概ね好調。2022年度通期見通しは主にアジアでの増加を反映し、2022年11月時点の見通しから2%増の1873万台に上方修正しています。
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