マツダ新型”最上級SUV”「CX-90」世界初公開! “オシャさ”ウリの「CX-60」と何が違う? 存在感強めの装備とは

“オシャさ”がウリの「CX-60」 最上級なCX-90はより高級?

 北米マツダが2023年2月1日に初公開した新型フラッグシップSUV「CX-90」ですが、日本で発売されているCX-60に対し、パワートレインやパッケージング以外にも異なる部分がいくつかあります。
 

2列シートナローボディのマツダ「CX-60」
2列シートナローボディのマツダ「CX-60」

 エクステリアではマツダのデザインテーマ「魂動」の採用や、インテリアで日本人の感性を活かした上質な空間をイメージした点については共通しています。

 とはいえ、先述の通り北米などの市場では存在感が求められるということもあり、CX-90ではフラッグシップSUVらしくフロントフェイスも迫力のあるものへと変更されており、たとえばロアグリル周辺にはCX-60には装備されないメッキ加飾が追加されています。

 サイドはスカート部に「MAZDA」刻印入りのメッキ加飾が追加されたほか、前後フェンダーを見るとCX-60が比較的スマートに収まっているのに対し、CX-90では大きなふくらみを持ち、より大胆でワイドなデザインとなっています。

 また、ホイールもCX-60では最大20インチになるのに対し、CX-90では21インチを採用することで迫力と高級感を高めています。

 リアはスポーティで引き締まったデザインのCX-60とくらべ、CX-90では全体的に少し丸みを帯びた形状となり、またフロントやサイド同様にリアバンパーロアにメッキ加飾が追加となっています。

 エクステリアではフラッグシップらしい存在感を増したものとなりましたが、一方でインテリアデザインは、日本的な美意識をイメージした素材選定や「かけ縫い」などのステッチ採用などはCX-60と共通。

 インテリアの装備では、3列目シート用のUSB充電ポートやエアコンダクトを備えていることなどの違いにとどまります。

※ ※ ※

 新型CX-90とCX-60をくらべると、主に動力性能やエクステリアデザインで差異があり、CX-90では最上級モデルらしい進化を遂げているようです。

 なお、日本市場では今後3列シート車のCX-80の導入が予定されており、厳密にいえばそちらのほうがCX-90と近いクルマとなる模様です。

 とはいえ今回の新型CX-90とCX-60を比較することで、日本市場向けのCX-80がどのようなモデルとなるのか、大きな手がかりとなるかもしれません。

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