「中部縦貫道」3月延伸! 大野油坂道路の「最初の10km」まもなく開通 中京圏~北陸の「東西軸」整備へ

中部縦貫道を構成する大野油坂道路のうち、最初の10kmが2023年3月に開通します。

大野IC~勝原IC間が開通

 国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所は2023年1月31日、大野油坂道路の大野IC~勝原(かどはら)IC間10.0kmが、3月19日15時に開通すると発表しました。

国道158号「大野油坂道路」の現況(画像:国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所)
国道158号「大野油坂道路」の現況(画像:国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所)

 大野油坂道路は国道158号のバイパスとなる自動車専用道路です。中部縦貫道を構成する地域高規格道路の一部でもあります。、延長35.0km、2車線、設計速度60km/hで整備されます。

 すでに開通している西側の永平寺大野道路と東側の油坂峠道路と接続し、これらの道路とともに北陸道と東海北陸道を東西につなぎます。

 これにより中京圏~北陸の新たなルートになるほか、首都圏~福井の最短ルートとしても期待できます。

 今回開通するのは、永平寺大野道路の終点である大野ICから、JR勝原駅に近い勝原ICまでの10.0kmです。この区間が大野油坂道路として初めての開通を迎えます。

 なお、残りの勝原ICから九頭竜ICまでの9.5kmは2023年秋、九頭竜ICから油坂峠道路までの15.5kmは2026年春にそれぞれ開通予定です。

 一宮JCT(愛知県一宮市)から大野市役所(福井県)までのクルマの所要時間は、現在だと名神・北陸道ルートで179km・約130分を要しますが、大野油坂道路が全線開通して東海北陸道と接続すると、128km・約103分に短縮される見込みです。

 永平寺大野道路とともに高速の東西軸を形成し、中京圏と北陸を結ぶ新たなルートが生まれます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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