スズキが新型「ジムニー」を早くて来年発表か!? 謎の「5スロットグリル」のシルエットに注目! 欧州で電動車増やす
2023年1月26日、スズキは「2030年度に向けての成長戦略」を発表しました。そのなかの欧州市場では2030年度までに5モデル(EV)の存在や、2024年度に第一弾を投入することを明らかにしています。そのラインナップシルエットには「ジムニー」らしきモデルが映されていたこともあり、早くて来年にジムニーEVが登場する可能性も考えられます。
欧州で「ジムニーEV」投入か?
スズキは2023年1月26日、カーボンニュートラル社会実現にあたり、2030年度に向けた成長戦略を発表しました。
日本や欧州などの各市場へ投入する製品ラインナップの一部を明らかにしましたが、欧州市場では「ジムニー」のEV車と思われるクルマの投入が示唆されています。
スズキは日本・欧州で2050年に、インドでは2070年にカーボンニュートラルの達成を目指すと掲げています。
この目標を見据え、まずは2030年度に向けて日本をはじめ、インドや欧州などスズキが注力している海外市場での商品展開に関する計画を発表しました。
日本では、はじめに2023年度に軽商用バッテリーEVを投入するとされ、2030年度までに小型SUVや軽乗用車を含む6モデルを展開すると説明。
欧州では、2024年度よりバッテリーEVを投入し、SUVやBセグメントなどにEVラインナップを拡充し、2030年度までに5モデルを展開。
さらにインドでは、2023年1月に開催された「オートエキスポ2023」で発表したバッテリーEVを2024年に投入し、2030年度までに6モデルの展開を予定しているといいます。
公開された資料を見ると、各市場に投入を予定しているとするクルマがシルエットになって示されています。
そのなかで、欧州市場に投入される予定の5モデルのうち、1台がその角張ったスタイリングや、「5スロットグリル」の特徴から、小型本格四輪駆動車「ジムニー」のEVモデルと推察できます。
ジムニーは1970年に登場し、軽自動車サイズのコンパクトなボディに、ラダーフレームや副変速機付きの本格的な4WDシステムを採用した、小型四輪駆動車です。
現行型となる4代目モデルは2018年に登場し、丸形ヘッドライトにスクエアなボディデザインを採用するなど、原点回帰したようなスタイリングが特徴です。
2023年1月12日にインドで開催された「オートエキスポ2023」では、後部にリアドアが追加された新型「ジムニー5ドア」が登場し、公開時にはSNSなどで大きな話題となりました。
今回の発表では、それぞれの市場に投入される各車種の詳細については明らかにされていませんが、早ければ2024年にもジムニーの特徴をおさえたEV車の登場が示唆されるなど、今後スズキが各国の市場へどのようなEV車を投入するか、期待が高まります。
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