反響凄い…「本当に公道走れる?」 ド迫力「GTマシン」お披露目! トヨタ「86」に見えない学生カスタムとは
見た目が凄いけど…実は公道走れる? 制作の苦労とは
このようにさまざまなカスタマイズが施されたNATS GR STANCEですが製作を手掛けた学生は次のように語っています。
「GTマシンは公動走行不可能ですが、保安基準に適合させたGTマシンで公道走行したくて製作に至りました。
東京オートサロン2022でTOYOTA GAZOO Racingに展示されたGR GT3 Conceptの公道走行可能版で、シルエットもGT3をオマージュしつつオリジナルも入れつつ製作しております。
またロングノーズなシルエットを出すためにフロント延長、それに伴うエンジンルーム内のレイアウト変更などが大変でした。
さらにフロントパイプフレーム化、配管、ハーネス延長などすべてが初めての作業ばかりでこれも大変でした」
このような苦労を経て完成したNATS GR STANCEですが、完成した感想や東京オートサロン2023での反響にはどのようなものがあったのでしょうか。
「僕たちが思っているよりもすごく良く出来たと思います。苦労した部分はエンジンルームのパイプフレーム化やボディ延長など色々あります。
なかでもこのクルマに採用しているオーバフェンダーからサイドステップにかけては1枚のアルミ板を叩いて作っています。
これまで樹脂や鉄板の加工経験はありましたが、アルミ板は初めてでどのように叩くとどう曲がるのかがわからなかったです。
またヘッドライトは初代ミライを採用しましたが、それに至る前にプリウスPHVのものなども考えましたが、やはり装着した際にライトからフェンダーにかけて違和感がないかや、GR GT3に見合うかなどを考慮して決めました。
来場者からの反響は、とにかく凄い多くの反響を頂きました。とくに『これで本当に公道を走るのか』といった声が聞かれ、『みんな楽しみにしている』といっていただき、本当に嬉しかったです」
※ ※ ※
NATSでは、東京オートサロン終了後に卒業ドライブというカタチで制作したカスタムカーの車検を取得し、実際に公道を走行するイベントが実施されます。
こうしたことから、近いうちにこのNATS GR STANCEが走る姿を見かける機会があるかもしれません。
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