激速な新型「コルベット E-Ray」世界初公開! 時速100キロまで2.5秒の鬼加速!? ついにコルベットまで… 電動化、ステルスモードって何?
2023年1月18日、米・GMはシボレー 新型「コルベット E-Ray」を世界初公開しました。電動化されたAWDモデルだといいますが、どのようなクルマなのでしょうか。
史上最速のコルベットは史上初の電動コルベット
2023年1月18日、アメリカのゼネラルモーターズ(GM)シボレーは、シボレー 新型「コルベット E-Ray」を世界初公開しました。
コルベットといえば、長い歴史を持つスポーツカーですが、新型コルベットE-Rayは歴代で初めて電動・AWD化をしたといいます。
シボレーはアメリカに本拠を置くGMのいちブランドですが、そんなシボレーの代表的なスポーツカーが、コルベットです。
コルベットは、その初代モデルのコンセプトカーが、1953年のニューヨークで開催されたモトラマショーでデビューしてから70年と、自動車史の中でもとくに長い歴史を持つクルマです。
これまでに8世代のコルベットが登場していますが、現行モデルとなる8代目コルベット(C8型)は、これまで貫いてきた「FR」レイアウトを廃止し、「MR」レイアウトすることで欧州のスーパーカーのようなシルエットと動力性能を手に入れ、イメージを一新し話題となりました。
今回世界初公開された、新型「コルベット E-Ray」はそんな8世代目コルベットに、電動推進システムを組みあわせ、コルベット史上初の電動AWDモデルに進化させたクルマです。
そのエクステリアは、洗練された躍動感のあるスタイルを実現。パフォーマンスを重視したデザインが施されています。
このデザインは、コルベットのハイパフォーマンスモデル「Z06」とも共通の力強いワイドボディのプロポーションで、大径ホイールが高トルクの伝達を支えます。
インテリアでは、新しいアルテミスディップドインテリアを採用。これは内装の仕上げの大部分に深いグリーンの色調を補完的に配色したもので、2024年型「コルベット」のみに導入されているものです。
ボディサイズは、全長4699mm×全幅2025mm×全高1235mmと、国産車でいえばホンダの2代目「NSX」をやや長く、よりワイドにしたようなサイズ感です。
パワートレインには、最高出力495馬力・最大トルク470lb.ftを発揮する6.2リッターLT2スモールブロックV型8気筒自然吸気エンジンと、最高出力160馬力・最大トルク125lb.ftを発揮するモーターのハイブリッドシステムを搭載し、システム総合出力では655馬力に達します。駆動方式は、エンジンで後輪を駆動しモーターで前輪を駆動するAWDです。
これにより、トラクションの低い路面や急発進の際には、前輪にモーターで駆動力を供給し、従来モデルよりも車両の安定性を高めているだけでなく、0-60mph(0-96km/h)を2.5秒、1/4マイル(約400m)を10.5秒で駆け抜けるパフォーマンスを発揮しています。このパフォーマンスは、コルベット史上最速の量産車となるといいます。
また、街乗り用に最適なモーターのみで駆動するステルスモードも用意され、このモードは最高速度45mph(約72km/h)まで使用できます。
ステルスモード以外にも、新型コルベット E-Rayには、「ツアー」「スポーツ」「トラック」「ウェザー」「マイモード」「Zモード」の6つのドライブモードが用意されます。また、バッテリーの充電状況を最大限に高める「Charge+」機能を選ぶことも可能です。
新型コルベット E-Rayは2023年内に北米で発売開始される予定で、価格はクーペモデルとなる1LZクーペが10万4295ドル(約1341万円)から、電動ハードトップのオープンモデルとなる1LZコンバーチブルモデルが11万1295ドル(約1431万円)です。
一方、日本導入時期については未定とのことです。
シボレーのグローバル・バイスプレジデント「スコット・ベル」氏は、新型コルベット E-Rayについて次のように語っています。
「コルベットは1953年以来、シボレーの栄光の象徴です。新型コルベット E-Rayは過去に例のない信頼とラグジュアリーなパフォーマンス、洗練性とスタイルが融合したモデルで、より多くの方々にコルベットを体験していただく新たなきっかけを提供します」
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