「道を空けてください!」 高速道路で赤灯&サイレン! 緊急車両が接近どうする? 適切な対応方法とは

緊急車両に適用される「優先通行権」とは? 適用されるのはいつ?

 このように、一般車両が緊急車両に道をゆずる背景には「優先通行権」の保有が関係しています。

 当然といえば当然ですが、緊急車両は国民の生活の安全や人の命を救う業務を担っています。

 そのため、緊急出動時には優先通行権によって、一般車両よりも優先的に公道を走行する権利があるのです。

 優先通行権の内容としては、赤信号の交差点に侵入できたり、通行帯を一時的に無視できたりと、円滑に走行できるようなものになっているほか、一般道路での法定速度は80km/hと、一般車両に比べて+20km/hとなっています。

 また、高速道路では制限速度にかかわらず、100km/hの速度で走行することが可能です。

首都高の管理用車両の回転灯は赤色と黄色を車内で切り替えられるものもある(中島洋平撮影)
首都高の管理用車両の回転灯は赤色と黄色を車内で切り替えられるものもある(中島洋平撮影)

 ただし、優先通行権が施行されるのは、緊急車両が回転灯を光らせ、サイレンを鳴らしている緊急出動時に限ります。

 それ以外の走行時は、基本的に一般車両と扱いが同様なので進路を譲る必要はありません。

 また、法定速度は60km/hとなり、もちろん赤信号の交差点への侵入や通行帯の無視などができなくなります。

 優先通行権はあくまでも、人々の生活や人命を守るための救済措置なのです。

 緊急出動中の緊急車両が接近してきた際には、通行を妨げることがないよう注意するようにしましょう。

※ ※ ※

 緊急車両のなかには、前述した救急車やパトカー、消防車に加え、電気/ガス/水道といったライフラインを守る作業車両、ドクターカーといった医療関連の車両も挙げられます。

 なかには、街中であまり目にする機会のない車両もあるかもしれませんが、回転灯の点灯やサイレンなどが確認できたら、すみやかに進路を譲るようにしましょう。

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2件のコメント

  1. いい加減なネタを今年も書き散らしらして金になるなんていい商売だな。

  2. そもそもの話。後方から近づいていくる救急車に音で気づくのは結構な距離まで来てからですよ。夜なら遠く後方でも赤色回転灯で気づきます。
    普通に走行車線を走っていれば良いだけでしょう。追越し車線をちんたら走っている勘違いしている人だけ気をつければ宜しいかと。
    まず、こちら北東北じゃ高速道路はガラ空きですから救急車が頻繁に避けるほどの車輌は走ってませんけど。それだけガラ空きなので120キロ以上でぶち抜いていくしょうもない車も多いですね。

    特にこれからは粉雪が降ってる氷点下の高速で、大型車両が追い越していくと巻き上げられた粉雪のせいで一瞬でホワイトアウトします。後方に大型車と思わしきライト(車輌)が見えたら減速してブレーキを踏む準備をば・・・。ほんと、運転歴が何年、何十年だろうともあれだけは防衛運転しかできることがありません。減速しないと路肩や中央分離帯にツッコミますよ。

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