大型バスは買うといくら? “エアロ3兄弟”の新型が登場! ライトは賢く! 路線バスは「非常装置」改良も

三菱ふそうトラック・バスが、大型観光バス「エアロクィーン」「エアロエース」と大型路線バス「エアロスター」の新型を発売しました。どのような点が進化したのでしょうか。

オートライト義務付けに対応、バスはEDSS改良も

 三菱ふそうトラック・バスは2022年12月22日、大型観光バス「エアロクィーン」「エアロエース」と、大型路線バス「エアロスター」の新型を発売しました。

三菱ふそうバス・トラックの新型大型観光バス「エアロクィーン」
三菱ふそうバス・トラックの新型大型観光バス「エアロクィーン」

 各新型モデルとも、2023年10月施行のオートライト機能の義務付けに対応。走行中に周囲の明るさを検知し、自動的にヘッドライトを点灯・消灯するオートライトを装備します。

 また、自動車が発する騒音を制限するための規制値「フェーズ2」にも対応しています。

 エアロクィーンとエアロエースは、昼間の視認性を向上するデイライトも新たに搭載。ヘッドランプ内にデイライトを装備し、昼間にデイライトスイッチにより点灯と消灯が可能です。これにより、車両の認識と昼間の視認性向上に貢献します。

 新型エアロクィーンは、スーパーハイデッカー11列シート、定員57人(45+補助10+乗務員2人)で価格(消費税込、東京地区。以下同じ)は5512万2000円。

 新型エアロエースは、スーパーハイデッカー12列シート、定員62人(49+補助11+乗務員2人)で5244万4000円です。

※ ※ ※

 新型エアロスターは、ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)も改良。

 EDSSは、ドライバーに緊急事態が発生した際に運転席や運転席後方の客席最前部に設置された非常ボタンを押すことで、車両を緊急停止させる安全装置です。ボタンが押されるとシステムが減速を開始する際に、車内で警報音とアナウンスが流れ、車外ではハザードランプの点滅とクラクションの連続吹鳴で周囲に緊急停止を通知します。

 新型モデルでは、客席の非常ボタンが作動開始してからブレーキが作動するまでの間も、アクセルが強制的にオフになります。また、車両が緊急停止した後にも音声案内を継続して警報を報知する設定となりました。

 ノンステップ都市型タイプは3225万1000円、ワンステップは2751万8000円です。

【画像】堂々の貫禄! 三菱ふそうの大型バス「エアロ」シリーズの新型を見る(7枚)

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