東名に「新たなIC」検討へ 横浜町田IC近くの上瀬谷跡地に直結 周辺の主要道路も拡幅

横浜市が「旧上瀬谷通信施設土地利用基本計画デザインノート(案)」を公表。近くを通る東名高速は、直結する新たなICについて具体的な検討を進めるといいます。

横浜市が「土地利用基本計画デザインノート」の案を公表

 横浜市は2022年12月21日、瀬谷区と旭区にまたがる旧上瀬谷通信施設跡地の再開発をめぐり、土地利用基本計画デザインノートの案を公表しました。

 このなかで、環状4号線や八王子街道(旧国道16号)の拡幅のほか、東名高速と直結するICについて、具体的な検討を進めていくといいます。

東名高速の横浜町田IC((C) Google)
東名高速の横浜町田IC((C) Google)

 2015年6月に米軍から返還された旧上瀬谷通信施設跡地は、民有地・国有地・市有地を合わせ約242ヘクタールに及ぶ広大な土地です。

 跡地は、相鉄本線の瀬谷駅から約2km、東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅から約4km、JR横浜線の十日市場駅・長津田駅から約5kmに位置しています。

 道路も東名高速や国道16号保土ヶ谷バイパスに近接しており、広域での交通利便性が高く、かつ多くの商圏人口を抱えています。

 2020年3月に策定された跡地の土地利用基本計画では、テーマパークを核とした「観光・賑わい地区」の周りに「農業振興地区」「物流地区」「公園・防災地区」を配置する構想を掲げています。

 2027年には国際園芸博覧会が開催される予定となっており、市はこれをきっかけにまちづくりを加速させる方針です。

 そして、まちづくりに並行して道路整備も進められます。

 将来の交通需要に対応するため、道路の機能強化や新たな交通の導入により交通量を適切に分担し、利便性の向上や道路混雑の抑制を図ります。

 具体的には、事業区域内の道路整備はもちろん、既存の環状4号線や北側を通る八王子街道を拡幅します。

 八王子街道は、東名をまたぐ瀬谷橋から保土ヶ谷バイパスと交わる上川井ICまでの区間を往復4車線(片側2車線)に広げる計画です。

 また、東名と直結する新たなICについて、具体的な検討を進めるとしています。ICの位置は、横浜町田ICから大和トンネルまでの間になる見込みです。

 さらに、瀬谷駅から北へまっすぐ伸びる都市高速鉄道も構想されています。東京都内を走るゆりかもめや日暮里・舎人ライナーのような新交通システムで、環状4号線の下を1.9kmほどトンネルで走ったあと地上に出て、地表の上瀬谷駅(仮称)までを往復します。

 今回公表された「旧上瀬谷通信施設土地利用基本計画デザインノート(案)」は、跡地利用の考え方やテーマ、各地区のデザインイメージなどが細かく示されています。これに対する市民の意見を、2023年1月20日まで募る予定です。

【画像】旧上瀬谷通信施設跡地の位置と東名「新IC」構想を地図で見る(8枚)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. 東名高速道路を広げるのをお願い🙏します

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー