クルマの“窓”がカチカチ! お湯かけたら割れちゃう? 正しい解氷方法&凍結防止方法とは

気温が低いとフロントガラスが真っ白に凍ってしまっていることがあります。出発前にこの霜を取り除かなくてはなりませんが、誤った方法で解氷しようとするとフロントガラスを破損させてしまうかもしれません。今回はどのように解氷したらいいのか、どうすれば凍結を防げるのか、解説します。

窓ガラスの凍結を防ぐには?

 ここまででは、凍結してしまったフロントガラスを解かす方法をご紹介しました。では、窓ガラスの凍結を防ぐ方法はあるのでしょうか。

解氷する方法もあるが、そもそも凍らないようにしたいところ…(画像はイメージ)
解氷する方法もあるが、そもそも凍らないようにしたいところ…(画像はイメージ)

 最も確実な方法は、フロントガラスの凍結防止カバーをかけることです。

 カー用品店では、フロントガラスの外側に取り付けるカバーが販売されています。アルミシートやウレタン素材からできているものが多く、断熱効果によりガラスに霜が付着するのを防いでくれるのです。

 固定方法は主に、フロントドアにはさみこむタイプと、サイドミラーやタイヤに引っかけるタイプがあります。

 強風で吹き飛んでしまったり盗難されてしまったりするのが心配な人には、前者がおすすめですが、ドアにモノを挟み込むことにより雨漏り等が心配な人には、後者の方が適しています。

 また、UVカットの機能を備えた商品もあり、普段から直射日光の当たる場所に車を保管する人や、冬場だけでなく夏場にも使いたい人におすすめのアイテムです。

 凍結防止のためだけにわざわざ専用のものを買わなくてもいいかな…という方には、日用品で代用する方法があります。

 使うものは、毛布や新聞紙、段ボールなどです。これらのものでフロントガラスを覆っておくだけで、同じように凍結防止の効果があります。

 また、凍結防止カバーが欲しいけれど、自分の車にサイズが合うものが見つからない、という場合もあると思います。

 そんなときは、ホームセンターで売られているアルミシートを購入し、自分の車のフロントガラスに合う形でカットすれば、簡単にぴったり合うものが作れます。

 アルミシートは大判のものでも、カー用品店で売られている専用品よりは安価に手に入るので、コストを抑えたい方やDIYにチャレンジしたい方にはおすすめです。

※ ※ ※

 バタバタしがちな朝に、すぐ出発できない状況は避けたいもの。これからますます冷え込みが厳しい季節になりますが、ちょっとした準備をするだけで、フロントガラスが凍るのを防ぐことができます。

 また、万が一凍ってしまったときも、正しく解かす方法を知っていれば慌てることはありません。普段フロントガラスが凍ることはないという人でも、冬のレジャーで寒冷地に出かけるなどの際には、解氷スプレーを一本持っておくと安心です。

 クルマにも寒さ対策をしっかりして、安全に冬のドライブを楽しみましょう。

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