金ピカTOYOTAロゴ光る! ド派手カスタム「ローダウン&巨大カゴ」が凄い! トヨタ「ハイラックス」がタイで人気な理由は? 世界初BEV体感も
タイではトヨタ「ハイラックス」が高い人気を誇っています。日本でも好調な販売となるハイラックスですが、タイではどのような使われ方をしているのでしょうか。またお披露目されたばかりの「ハイラックスレボBEVコンセプト」を世界初試乗しました。
ド迫力カスタムが凄い! トヨタ「ハイラックス」がタイで人気な理由とは
2022年12月現在、日本市場において唯一新車で購入出来るピックアップトラックがトヨタ「ハイラックス」です。
日本でも人気のハイラックスですが、高いシェアを誇るタイではどのような形で展開されているのでしょうか。
トヨタは、タイの自動車市場において33%となるトップシェアを誇っています。
そのシェアを支えてるのが現地で生産されるピックアップトラックやSUV、ミニバンの商品群の「IMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)」です。
IMVとは、より魅力的な商品をより求めやすい価格で提供することを目的とした生産・供給体制のことで、ピックアップトラックの「ハイラックス(2ドアのシングルキャブ/2ドア&4人乗りのエクストラキャブ/4ドア&5人乗りのダブルキャブ」の3仕様。
ミニバンの「イノーバ」、SUVの「フォーチュナー」という合計5仕様を同じプラットフォームをベースに展開しています。
そのIMV第一弾モデルとして2004年に登場したのが7代目となる「ハイラックスヴィーゴ(タイの車名)」。乗用車の乗り心地とSUVの利便性かつ高いレベルの耐久性と快適性を兼ね備えたモデルとして支持されました。
そして、2015年に登場したのが8代目となる現行モデル「ハイラックスレボ(タイの車名)」です。
8代目ハイラックスは「タフの再定義」を開発コンセプトとして掲げ、あらゆる観点からタフさが追求されました。
また「低燃費」「乗り心地」、「静粛性」といった部分を改善することに加えて、ハイラックスに求められる「丈夫さ」「力強い走り」「走破性」「衝突安全性」も実現しています。
そんなタイで見かけることの多いハイラックスですが、実際にどのような使われ方をしているのでしょうか。
日本では、仕事や趣味でハイラックスを使う人が多く、コロナ禍前には月販2000台近い販売を誇るなど、商用ベースのピックアップトラックかつ日本の狭い道路事情という状況においては好調な売れ行きでした。
一方のタイでは、地域によっての所得格差もあり、バンコクなどの中心部では趣味のクルマとしての需要が高く、地方都市では仕事かつ乗用を兼ねて使うクルマと大きく別れているようです。
また同じ仕事といっても使い方は多岐に渡り、農産物を乗せる仕様や荷台に大きなカゴを搭載した乗り合い仕様(ソンテウ)などが存在します。
そうしたなかで、タイのハイラックスに共通しているのが何かしらのカスタマイズが施されていることです。
完全な趣味のクルマとしては、エアロパーツを組んで、ローダウンして、ホイール&タイヤを変えてという、定番のカスタマイズが施されます。
またタイではトヨタ・レクサスの純正カスタマイズを手掛けるモデリスタ仕様も多く見られ、人気を博しているようです。
さらにはエンジンを別の物に換装した仕様などあり、さながら日本のチューニングカー文化を見ているようです。
ちなみにタイでは、ボディを白くボンネットを黒くする「パンダカー」と呼ばれる仕様にするのがユーザー間で流行っており、かつての国産スポーツカーに見られた見た目に近いものを感じます。
このように、タイのユーザーにとって通勤から仕事、そして趣味まで多様な需要にマッチした使い方ができるという部分がハイラックス好調の要因だといえます。
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