日産が黄色ボディ映える新型「Z」を発売! 「ツーリンググレード」設定で現地900万円からメキシコに投入へ

2022年12月8日、日産のメキシコ法人は新型「Nissan Z」(日本名「フェアレディZ」)を発表しました。現地では、2グレード構成で販売されます。

900万円超え! メキシコに新型「フェアレディZ」登場

 2022年12月8日、日産のメキシコ法人は、新型「Nissan Z」(日本名「フェアレディZ」)を発表・発売しました。

メキシコで発売された日産新型「フェアレディZ」
メキシコで発売された日産新型「フェアレディZ」

 フェアレディZは、その初代モデルは1969年に誕生し、以来50 年以上の長い歴史を持つモデルです。現行型は、2021年8月に北米仕様が世界初公開された7代目。日本でも4月に価格が発表され、同年夏より販売が開始されています。

 今回発表されたメキシコ向けの7代目となる新型Nissan Zでは、最高出力400馬力を発生する3.0リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。これに6速MTもしくは9速ATを組み合わせます。

 また、冷却システムにこれまでにない改良を加え、高い要求性能のもとで耐疲労性に優れた最高の性能を実現しています。これは、スポーツカーの5つの冷却システムすべてに十分な風量を供給するためのキーとなるワイドグリルデザインによるものです。

 さらに、排気システムの大幅な改良により、エンジン性能はより効率的になり、排気音ははよりスリリングな印象になりました。また、ブレーキシステムを改良し、優れた応答性と効率性を実現しています。

 エクステリアでは、カタナをイメージしたサイドシルエットに、19インチホイール、赤く塗られた4ピストンキャリパーなどが、スポーティなスタイルを演出しています。

 フロントは、「240Z」をモチーフとしたグリルや、ボンネット、ライトの配置などを採用。リアには、「300ZX」をモチーフとした3D効果のあるLEDライトや、軽量で剛性の高いテールゲート、効率的なリアディフューザー、メダルを採用しています。

 インテリアは、Super GT 500のドライバーである松田次生氏と共同開発したスポーティな印象を持つ12.3インチTFTデジタルダッシュボードや8インチのタッチスクリーン、初代から受け継いだセンターアナログメーターを備え、すべてのドライブを個性的に演出します。

 メキシコで発売される新型NISSAN Zは、ATモデルの「ツーリングAT」とMTモデルの「ツーリングMT」に分けられています。

 価格は「ツーリングAT」、「ツーリングMT」ともに134万9900ペソ(約934万円)です。

 メキシコ仕様のボディカラーは、カーボン ブラック、オックスフォード グレー、メルロー レッド、ボルカニック グレー、バイブラントブルー、レジェンド イエロー、ルナ ホワイトの全7色。内装色は黒または赤から選択できます。

※ ※ ※
 
 日産メキシコ法人のマーケティング担当シニアダイレクター ロドリコ・センテノ氏は新型NISSAN Zについて次のように説明します。

「7世代にわたって築き上げてきたヘリテージは、このクルマが最高の感情、伝統、技術、安全性を組み合わせた言葉では言い表せない精神を持っていることを証明しています」

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