ホンダ新型「軽SUV」登場なるか!? 噂の「N-BOXクロス」は現実味帯びる? 実は過去に「匂わせ」コンセプト存在? スズキ・ダイハツに続けるか

ホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」が絶大な人気を集めるなか、ライバルのスズキやダイハツが新ジャンルのクロスオーバーモデルで対抗し善戦中です。ホンダも同様のモデルを出すのでしょうか。

いま軽の新トレンドは「クロスオーバーSUV」スタイル!

 新車販売の4割を占める軽のなかでも、ホンダ「N-BOX」に代表される背高+スライドドアスタイルの「軽スーパーハイトワゴン」ジャンルが絶大な人気ですが、近年は「クロスオーバー化」がトレンドとして加わっています。

 各社がSUV風モデルを追加設定するなか、王者ホンダも追従するとの噂もありますが、実はホンダではN-BOXのコンセプトカーで、ひと足先にその姿を「匂わせ」ていました。

クロスオーバーSUVスタイルの軽スーパーハイトワゴン、実はホンダが先行していた!? 写真は東京オートサロン2014に参考出品したSUV仕様のN-BOX「N-BOX+ エレメントコンセプト」
クロスオーバーSUVスタイルの軽スーパーハイトワゴン、実はホンダが先行していた!? 写真は東京オートサロン2014に参考出品したSUV仕様のN-BOX「N-BOX+ エレメントコンセプト」

 2021年5月、ホンダ車史上最短でデビュー累計販売台数200万台を達成するなど、絶大な支持を集め続ける軽の王者N-BOX。

 現行型は2代目で、2017年9月のフルモデルチェンジから5年が経過していますが、2022年も1月から11月までに18万5437台を販売し、いまだ国内の乗用車No.1の地位は揺るぎません。

 そんななか、ライバルのスズキやダイハツ、三菱各社は、ホンダが用意していない派生カテゴリーのモデルを用意し対抗しています。

 軽スーパーハイトワゴンのパイオニアであるダイハツは、主力モデル「タント」を2022年10月にマイナーチェンジしたタイミングで「タント ファンクロス」を新設定しました。

 これは、人気のアウトドアシーンにマッチするアクティブでタフなイメージの内外装や、撥水加工を施したシートや荷室などを加え、クロスオーバーSUV風に仕立てたニューモデルです。

 2018年12月、スズキが同様のコンセプトを持つ「スペーシア ギア」を導入し、シリーズ全体の4割近くを占める売れ行きを示したことで、スペーシアがタントを上回る販売台数を記録していたことが、少なからず影響しているとみられます。

 スズキではさらに一歩先へ進み、このスペーシア ギアをもとに、より荷室が広い商用車(4ナンバー)仕様「スペーシア ベース」も派生。車中泊などユーザーの多様なニーズの広がりにも対応しています。

 また四輪駆動のSUVを得意とする三菱でも、2020年登場の新型「eKスペース」シリーズに、クロスオーバーミニバン「デリカD:5」をほうふつとさせるフロントデザイン「ダイナミックシールド」を採用するなどタフさを強調した「eKクロススペース」を導入。

 さらに2023年春には、新たな軽クロスオーバー「デリカミニ」を発売することを明らかにしています。

 軽スーパーハイトワゴンにSUVテイストのモデルを導入していないのは、日産とホンダだけになりました。

【画像】SUV風N-BOXはすでに存在!? これ「欲しい!」 カラフルすぎる「N-BOX」コンセプトを写真で見る(66枚)

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