トラック荷台が宿泊可能なオフィスに!? 三菱ふそう「キャンター」コンセプト車両公開
三菱ふそうトラック・バスの、おなじみ「キャンター」が、宿泊機能も備えた移動式オフィスに変身しました。自然に包まれながらのリモートワークを実現するといいます。
「自然を満喫しつつリモートワーク」を実現する「キャンター」
三菱ふそうトラック・バスは2022年12月6日、同社の小型トラック「キャンター」をリモートオフィスとして利用できるように改造したコンセプト車両「NOMADPro CANTER(ノマドプロ・キャンター)」を公開しました。リモートワークステーションとしての機能はもちろん、シャワーやベッドなども備えています。
「NOMADPro CANTER」は、いわゆるトラックのほかダンプ、ドライバンなど国内外で多様なバリエーションを展開する「キャンター」の、2輪駆動モデルをベース車両として使用しており、「車両の新たな活用の可能性を提示」(資料より)するものとのことです。輸送用特装車などを手掛ける株式会社パブコ(神奈川県海老名市)と、キャンピングカーの製造などを手掛ける株式会社Dream Drive(東京都狛江市)との共同製作によって具現化されました。
車内には可動式で収納できるテーブルとベンチを設置し、2名が働けるワークステーションを実現しています。また可動式のベッドのほか、キッチン、洗面台、シャワールームなどを備え、車内での休憩や寝泊も可能です。さらに車両右側のウィングをフルオープンにすることもでき、「開放感も得られ、仕事を行う際にも身近に自然を感じることが出来ます」(資料より)といいます。
コンセプトは「自然が持つ癒しの力を活用すること」といい、三菱ふそうトラック・バスは「移動式の仕事場を提供し、リモートワークの新しい生活様式を提案します」としています。
「NOMADPro CANTER」は今後、FUSO公式デジタルチャンネルでの掲載のほか、自動車展示会での展示、関東エリアでのロードツアーなどを2023年に予定しているとのことです。なお、一般発売や三菱ふそうトラック・バスでの受注の予定はないそうです。
2tサイズのウイング車って初めて見た。