「斬新タクシー」がLAを無人で走り回る!? “ロボタク”無人配車サービスがカルフォルニア州で開始へ

米ラスベガスで、自律走行車(AV:autonomous vehicle)「アイオニック5 AV」が配車サービス 米Lyftのネットワークに導入されます。完全な無人運転サービスは、2023年より開始される予定です。

「アイオニック5」ベースの“ロボットタクシー”を活用

 自動運転開発を手掛ける米Motionalと配車サービスを手掛ける米Lyftは、完全な無人配車サービスを、カルフォルニア州・ロサンゼルスで開始する計画があると2022年11月17日に発表しました。

 サービスには、米Motionalが開発した自律走行車(AV:autonomous vehicle)「アイオニック5 AV」が用いられます。

Motionalが開発した「アイオニック5 AV」
Motionalが開発した「アイオニック5 AV」

 アイオニック5 AVは、ヒョンデ「アイオニック5」をベースに開発された“ロボットタクシー”です。

 ネバダ州・ラスベガスに続き、ロサンゼルスはアイオニック5 AVによるサービスが開始される第二の都市となる見込みです。

 Lyftの調査によると、カリフォルニア州の住民は他の地域に比べて自律走行車への関心が高いことから、ロサンゼルスはサービスの規模を拡大するうえで魅力的な市場になっているといいます。

 Motionalの社長兼CEOであるKarl Iagnemma氏は、今回の発表について次のようにコメントしています。

「ロサンゼルスは米国で2番目に人口の多い都市であり、自律走行車を展開するうえで重要な機会であることを示しています。

 このサービスは、我々がLyftとすでに築いた5年間の経験を基に、手頃で安全性が高く、モビリティの向上に対する市の取り組みも支援する、ドライバーレス体験をロサンゼルスのユーザーに提供します」

 MotionalとLyftはロサンゼルスでのサービス開始に向けて、より詳細な情報を今後発表する計画です。

※ ※ ※

 アイオニック5 AVのベースとなるアイオニック5は、SUVタイプのBEV(バッテリーEV)です。

 外観は、ヒョンデが自動車生産黎明期に開発した「ポニー」からインスパイアを受けた独創的なデザインを採用。

 2022年5月2日より日本でもHyundai Mobility Japan(ヒョンデ・モビリティ・ジャパン)から販売が開始されています。

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