トヨタ「ハイエース」がランボルギーニ顔に? 爆速「センチュリーエンジン」搭載! 世界最強の「ハインタドール」が南アに登場!

商用バンの代名詞ともいえるトヨタ「ハイエース」。キャンピングカーのベース車や、趣味カスタマイズが施されるなど、幅広いユーザーから注目されますが、海外にはアヴェンタドール顔のハイエースが存在するといいます。

V12エンジンを搭載したクレイジーなハイエース!

 日本を代表する商用車であるトヨタ「ハイエース」は、世界各国で活躍しているグローバルなモデルでもあります。
 
 そんなハイエースを「魔改造」して、アヴェンタドール顔&センチュリーエンジンを搭載した個体が海外に存在するようです。

こりゃすげぇ! アヴェンタドール顔のハイエース爆誕! センチュリーエンジン搭載のモンスターマシン!(画像提供:ジェームス・レデリンガイス氏)
こりゃすげぇ! アヴェンタドール顔のハイエース爆誕! センチュリーエンジン搭載のモンスターマシン!(画像提供:ジェームス・レデリンガイス氏)

 商用車の代名詞的存在として知られるハイエースは、カスタムカーのベース車両としての人気も高く、以前からキャンピングカーのベースとなっているほか、とくに最近では車中泊がブームとなっていることから、さまざまな車中泊仕様も存在しています。

 一方、日本からはるか遠く離れた南アフリカでは、ハイエースに驚きの「魔改造」を施したユーザーが現れ、インターネット上で話題となっています。

 南アフリカでは、ハイエースは「クォンタム」の名称で販売されており、おもにタクシー用の定番車両として活躍しています。

 そんな南アフリカで、タクシー用ハイエースのレンタル事業を営んでいたジェームス・レデリンガイス氏は、自社のマーケティングをおこなうために、誰も見たことのないクレイジーなカスタムハイエースを制作することにしました。

 ジェームス氏はまず、ベースとなるハイエースを購入することからはじめました。

 そして2017年3月、2.7リッターガソリンエンジンを搭載したノーマルボディのハイエースを手に入れることに成功しました。

 このハイエースに搭載されている「2TR-FE」は、「ハイラックス」や「ハイラックスサーフ」、「ランドクルーザープラド」などにも搭載されているトヨタのなかでも、もっとも信頼性の高いエンジンのひとつです。

 これまで多くのカスタムがなされてきたエンジンでもあるため、ジェームス氏はターボ化とパワーアップをわずか1日で終え、エクステリアのカスタムへと進みました。

 ジェームス氏が選んだのは、日本のSADというショップが販売している、ランボルギーニ「アヴェンタドール」風のボディキットでした。

 しかし、ボディキットを装着したハイエースを見たジェームス氏が感じたのは、よりクレイジーなエンジンを搭載する必要があるということでした。

 当初は「スープラ」などに搭載されている「2JZ-GTE」を使用することを考えていたジェームス氏ですが、それでは物足りないと考えた結果、「センチュリー」用の5リッターV型12気筒エンジンを選択することに決めたといいます。

 アフリカへとわたったセンチュリーがあることを聞きつけたジェームス氏は、すぐさまそのエンジンを手に入れ、それをツインターボ化したうえでハイエースに搭載しました。

 ジェームス氏はエンジンの搭載位置にもこだわったといいます。

 通常のハイエースでは、フロントにエンジンが置かれますが、ジェームス氏はアヴェンタドールのようにミッドシップにエンジンを置くことにしました。

 それはつまり、ハイエースの車内にV12エンジンが鎮座することを意味します。

 このクレイジーなハイエースは、あくまでもタクシーであるため、車内後部には2つの乗客用の座席を用意。

 そこに運転席と助手席を加えた4名が乗車定員となりますが、乗客よりもV12エンジンのためのスペースに重きが置かれているのは明らかです。

 そうして完成したジェームス氏のハイエースは、およそ600馬力の最高出力と700Nmの最大トルクを発揮する、世界でもっとも恐ろしいタクシーのひとつとなりました。

 ジェームス氏によると、その走りは意外にも快適だといいます。

 2つの大型マフラーによって奏でられるV12サウンドは心地よさすら感じられるものです。

 また、驚くのはフロントブレーキはノーマルのままであるということです。

 ジェームス氏いわく、ハイエースは積載物を合わせて3000kg以上の総重量に耐えられるだけのブレーキ性能を持っているといい、特にカスタムする必要はなかったようです。

 現在、このハイエースは中古車市場で販売されています。

 気になる価格は99万5000ランド(約810万円)となっていますが、2022年11月18日時点でこの「猛牛」を飼いならすだけの勇気あるユーザーは見つかっていないようです。

※ ※ ※

 圧倒的な耐久性と実用性、そして経済性を備えたハイエースは、まさに日本の自動車産業の至宝ともいえる1台です。

 そうした基本性能の高さがあるからこそ、クレイジーなカスタムが成立するといえそうです。

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