トヨタが新型“プリウスSUV”もう世界初公開!? 「bZコンパクトSUV」コの字ライトに熱視線 採用車拡大する?

トヨタがEV(電気自動車)のコンセプトカー「bZコンパクトSUVコンセプト」を米国で初披露しました。まるで“プリウスSUV”と呼びたくなるようなフロントフェイスで登場しています。

新型「プリウス」公開翌日に“SUV版”登場!?

 トヨタは、2022年11月17日にEV(電気自動車)のコンセプトカー「bZコンパクトSUVコンセプト」(以下、 bZコンパクトSUV)を米国で初披露しました。トヨタのEVファミリー「bZシリーズ」内のコンパクトSUVとなります。

 2021年12月14日にお台場・メガウェブ(2021年末閉館)で世界初公開された同名コンセプトカーと比較して、より具体的なデザインになっているほか、内装が公開されるのはこれが初となります。

 前日(2022年11月16日)にトヨタは5代目となる新型「プリウス」を世界初公開。市販モデルでありながら、フロントフェイスに関してbZコンパクトSUVとかなり似たデザインで登場しています。

米国で初公開されたトヨタ新型「bZコンパクトSUVコンセプト」
米国で初公開されたトヨタ新型「bZコンパクトSUVコンセプト」

 5代目新型プリウスのフロントフェイスは、ハンマーヘッドをモチーフにデザインされました。

 ヘッドライトは、ボディ塗装部がライト内側へ回り込むコの字型を採用。個性的なヘッドライト形状だけでなく、トヨタのTマーク下部でつながっているような演出もみられます。

 トヨタはこうしたデザインについて、機能性とデザイン性を高次元で両立する狙いがあると説明します。

 そんななか、米国で初披露されたbZコンパクトSUVも、まさにコの字型のヘッドライト、そしてTマーク下部でつながるような演出を採用。さらに横一文字のテールランプまで新型プリウスと同じです。

 同じbZシリーズの「bZ4X」(ミドルサイズSUV)や「bZ3」(大型セダン、中国で初公開)と比べても新型プリウスのフロントフェイスの方が近いといえるでしょう。

 あくまで新型プリウスはハイブリッド車/プラグインハイブリッド車、bZコンパクトSUVはEVという違いはあるものの、アグレッシブなデザインという共通点も含め、bZコンパクトSUVが登場したら“プリウスSUV”と呼ばれるかもしれません。

※ ※ ※

 コの字型のヘッドライトは、トヨタの他車種では2022年7月15日に初公開された新型「クラウンシリーズ」に含まれる「クラウンエステート」(2023年発売予定)などでも採用例があり、今後同社から登場するほかの新型車でもみられるのかもしれません。

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