「ハイブリッドなし」でもなぜ売れ続ける!? トヨタの小型ワゴン「ルーミー」の魅力は「全部のせ」にあり

見た目からも一目瞭然な「室内の広さ」!

 ルーミーのボディサイズは、全長3700mm×全幅1670mm×全高1735mm。トヨタのコンパクトカー「ヤリス」が全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mmなので、それよりもさらに小型な扱いやすいサイズですが、背の高さはグッと高め。

 外観上も客室部がはっきりと真四角なことがわかるスタイリングで、見るからに室内が広そうなことが伝わってきます。

派手さはないけれど、実用車に欲しい要素がほどよく揃っているトヨタ「ルーミー」
派手さはないけれど、実用車に欲しい要素がほどよく揃っているトヨタ「ルーミー」

 後席ドアは両側ともスライドドア。乗り込んでみると後席の広さはミニバン並みで、さらにさらにシートアレンジも多様と実用性も極めて優れ、まさに車名のルーミー(ROOMY:英語で「広々とした」の意味)そのものといった成り立ちを特徴としています。

 ルーミーの消費税込み価格は「X」(2WD)156万6500円から「カスタム G」(4WD)210万円まで。価格も軽自動車クラスの廉価な設定となっていることもポイントです。

 より低燃費なハイブリッド車は安くても200万円台前半からで、それなりのコストが発生しますが、その点ルーミーは、安いのに広く実用的で燃費性能も十分で、しかも200万円前後で買い得と、欲しい要素が1台にほどよく「全部のせ」なのが魅力といえます。

 デビュー6年が経過した今も、経済的な実用車を求めるユーザーから根強く支持され続けているという訳です。

※ ※ ※

 ちなみに軽自動車の世界では現在、同様に四角くて背の高い「軽スーパーハイトワゴン」が、軽乗用車販売の4割を占める状態にあり、ホンダやダイハツ、スズキ、日産など各社の競争も激化しています。

 しかしルーミーのライバル車といえば、OEMの兄弟車と、あとはスズキ「ソリオ」と同車のOEMモデル、三菱「デリカD:2」くらい。自販連のデータによると、2022年10月度に3987台を販売し15位に位置するソリオが最高位です。

 トヨタ系販売店の圧倒的な多さ(全国で約5000店弱)という戦力の差も味方につけ、トヨタ一強という現在の状況になっているとみてよいでしょう。

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2件のコメント

  1. こういうネタはスズキオタが僻むから。

  2. トヨタ自動車によくあるモノマネCarですね、元祖より売れています。

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