中古車販売の「最大手」に何があった!? 「ナンバー未掲出」「保険金不正請求」が問題に!? 世間が驚愕した実態とは
中古車大手ビッグモーターがおこなった「保険金の不正請求」の実態とは
また2022年8月には、保険金不正請求(水増し請求)についての報道もありました。「修理する予定のない見積もりを出して、修理代金を受け取る」「本来保険の範囲では支払われない修理を外注先に要求する」ことなどがこれに相当します。
![保険金不正請求(水増し請求)のため、事故修理の必要がない箇所も見積もりに含まれていたりした疑いがもたれている[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2023/11/20221101_big_motor_003.jpg?v=1667303533)
なお、保険会社が見積もりとして認めた修理費用を、実際には修理をせずお金だけを受け取ることは違法ではありません。
保険金を使って修理するのか、それとも修理をせずそのまま使用を続けるのかは、ユーザー自身の自由だからです。
しかし、中古車最大手ビッグモーターの場合は、実際には事故で損傷を受けていない部分の修理代金を見積もりのなかに入れているといいます。
例えば実際は30万円の修理代なのに、水増しの架空請求で70万円から80万円を申請していたようなケースが、保険会社などの調査で数多く見つかっています。
大きな修理となると、通常は保険会社のアジャスター(保険事故の損害調査業務をおこなう担当者)が実際の事故車両を確認に来ます。しかしビッグモーターの場合は違っていました。
損保会社関係者のCさんはこう話します。
「保険会社の提携工場や指定工場となっている場合は、どの保険会社でもアジャスターが確認に行くことはありません。修理予定箇所の写真を送るだけでことが済みます。
つまり、見積もりが通って保険金が支払われる、ということです。
写真ではわからないような修理箇所をねつ造し、『衝撃を受けた際、ドアパネルや天井部分の内側にゆがみが発生しているので、修理が必要』などと説明して見積もりを出せば通っていました」




















