いざというときに「EV」が役立つ!千葉市が始めた災害対策「EVサポーター制度」とは?
課題は低い認知度? 登録台数は伸び悩み
このようなEVサポーター制度ですが、認知度が低く、登録台数が伸び悩んでいるという課題があります。
前出の担当者によると、2022年10月現在、EVサポーター制度の登録者は5人とのこと。
前出の担当者は「認知していない人がまだ多い」と現状を分析します。
「2022年4月の開始から半年しか経過していないため、ある程度は仕方ないと思いますが、今後千葉市在住の人だけでなく、さらに多くの人にEVサポーター制度を知ってもらえるように、広報活動などの努力を続けていきたいと考えています」(市担当者)
千葉市は、EVサポーター制度に登録した人へのアドバンテージとなる企画を2023年2月末までの限定で用意しています。
登録者には、新たにちばシティポイント50ポイントを付与した「ちば風太WAONカード」をプレゼント。さらに、千葉市のイベントの広報活動に協力した人には、さらにちばシティポイント50ポイントが追加でプレゼントされます。
ちばシティポイントは「WAONポイント」として使えるほか、千葉市の施設利用券などのオリジナル特典に交換できます。
前出の担当者は「給電活動ができると判断した場合のみの参加で問題ないため、まずは登録だけでもしてほしい」としています。
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災害発生時は、被害をなるべく軽減するために、自分を守る「自助」と、地域や身近にいる人同士が助け合う「共助」の双方の考え方が重要です。
千葉市のEVサポーター制度は、外部給電ができるEV・PHV・FCVユーザーに対してどこまで共助の考えが浸透するかが、今後の制度運営の鍵といえそうです。
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