ガソリン車と一部装備を差別化

　メキシコ日産は、2022年10月20日に新型「キックス e-POWER」を現地で発売したと発表しました。

　導入は以前から予告されており、日本仕様のキックス e-POWERと同様にタイの工場で生産され、メキシコに輸入されるということです。

　従来からあるガソリン仕様のキックス（メキシコ仕様）に対し、新しいシフトレバーやドライブモードセレクター、e-POWERバッジ、電動可倒式サイドミラーなどの装備が与えられ、差別化されます。

　搭載されるシリーズ式ハイブリッドシステム「e-POWER」の駆動用モーターは、最高出力134馬力・最大トルク207lb-ftを発揮。

　またインテリジェントエマージェンシーブレーキ（歩行者検知機能付）やインテリジェントクルーズコントロール、インテリジェントアラウンドビューモニター、クロストラフィックアラートなど充実した予防安全装備が搭載されるということです。

　メキシコ仕様のキックス e-POWERの価格は55万5900メキシコペソ（約417万円）から59万4800メキシコペソ（約446万円）です。

　メキシコ日産のメキシコ日産・輸入車事業部社長兼ゼネラル・マネージャーのホセ・ロマン氏は、キックス e-POWERの現地導入について次のようにコメントしています。

「キックスe-POWERは、電動車への移行を促進し、よりエキサイティングで、誰にとっても手頃な価格で購入できるように設計されたクルマです。

　この国のモビリティの歴史に残るマイルストーンになると確信しています」