トヨタのマイクロバス「コースター」が販売再開へ 不正問題受け「日野」製エンジンから自社製に変更

トヨタはマイクロバス「コースター」改良モデルを2023年3月に発売します。

トヨタ自社エンジン搭載モデルを設定し販売再開

 トヨタは2022年10月21日、マイクロバス「コースター」を改良し2023年3月に発売すると発表しました。
 
 コースターは日野自動車開発のディーゼルエンジン「N04C(尿素SCRシステム搭載)」を搭載しており、エンジン認証不正問題を受けて販売を停止していました。

マイクロバスの定番「コースター」が復活
マイクロバスの定番「コースター」が復活

 トヨタのマイクロバス「コースター」は1963年にライトバスとして登場以来、世界各国の様々な送迎シーンで活躍し、日本国内のマイクロバス市場では人気車種となっています。

 現行モデルは2016年に24年ぶりのフルモデルチェンジを図り、信頼性やデザイン性、安全性を向上してデビューしました。

 しかし、日野自動車は2022年3月4日、トラックやバス向けのエンジンで排ガス・燃費などの認証に不正を働いた問題が浮き彫りになり、コースターにも不正認証がおこなわれたエンジン「N04C(尿素SCRシステム搭載)」が使用されていました。

 この事実を受け、トヨタはコースターの販売を休止。トヨタの公式ホームページのラインナップからもいったん消滅しました。

 今回の発表では、これまでの日野製のエンジンは搭載せず、トヨタのSUV「ランドクルーザープラド」や、商用車「ハイエース」「ハイラックス(海外仕様)」などに用いられている「1GD」型ディーゼルターボエンジンを搭載したモデルを設定して発売するといいます。

 日野のエンジンを搭載していたモデルについては、今後別エンジンへの代替などを検討していく方向です。

※ ※ ※

 日野の不正にともなうコースターの販売停止により、国内のマイクロバスでは三菱ふそう「ローザ」が唯一販売している状況となっていましたが、今回の発表によりコースターが復活。また日野も同日にコースターのOEM供給を受けている「リエッセII」の販売を再開すると発表しており、マイクロバスのバリエーションが復活することとなります。

 なお、改良モデルのコースターの価格やスペックは2022年10月21日現在発表されていません。

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