フルフラットなベッドでバッチリ寝られる! 日産の車中泊仕様「マルチベッド」3兄弟がガチで使える!
日産のカスタムカーなどを手掛けるオーテックは、車中泊仕様の「マルチベッド」を3車種にラインナップしています。どのような特徴があるのでしょうか。
車中泊仕様の日産バン「マルチベッド」とは?
キャンプブームやアウトドアブームのなか、クルマで寝泊りする「車中泊」をおこなう人が増えています。
宿泊場所を自由に決められて、旅の予定も好きなように立てられる車中泊を実践する人にとって重要なのは車内の寝心地です。
ホテルや旅館のベッド、布団であれば、足を伸ばして寝ることができますが、クルマのなかの空間は範囲が限られており、シートアレンジによっては平らな空間を作るのが難しいことが多々あります。
そんななか日産車のカスタム車や福祉車両、架装車を手掛ける日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社 オーテック事業部では、「マルチベッド」というモデルを用意しています。一体どのようなモデルなのでしょうか。
マルチベッドは、大容量スペースの荷室を有効活用した、キャンプやアウトドアレジャーなどで使い勝手の良いクルマで、日常使いを犠牲にすることなく、気軽に快適な車中泊が可能。ホテルなどに泊まりづらいペットとの旅行のほか、災害時の避難場所としても使うことができるなど、「マルチに使えるベッド」という意味が込められました。
現在、「セレナ マルチベッド」「キャラバン マルチベッド」「NV200バネット マルチベッド」の3モデルがラインナップされています。
セレナ マルチベッドは乗用車のミニバンということで、普段使いの汎用性を重視。見た目は通常のセレナと変わりませんが、車内は3列シートを取り払った2列シートとし、2列目シートを後ろに倒した状態で付属のベッドマットを敷くことで、長さ2150mmのフルフラットな空間が広がるベッドシステムを備えました。
なお、キャラバン マルチベッドとNV200バネット マルチベッドは荷室スペースに左右跳ね上げ式のベッドシステムを搭載、オプションでテーブルも用意されます。
ベッドシステムについてはモデルによって長さや幅などが異なりますが、十分広い空間で快適に車中泊することが可能です。
また、3モデルとも荷室フロアは硬質フロアパネル張りとなるほか、ベッド下の空間に荷物を入れることができます。
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セレナ マルチベッドとNV200バネット バルチベッドは夫婦や子連れでの車中泊やアウトドアを楽しむ人に適しており、セレナ マルチベッドは普通のミニバンとして日常使いも可能。ガソリン車(Sハイブリッド)のほか、電動パワートレイン「e-POWER」もラインナップされています。
また、NV200バネット マルチベッドは乗用車に近い運転感覚で、手ごろなサイズ・価格(272万円から)で購入可能。
2022年9月の一部改良で従来のワゴン2列シート仕様(5ナンバー車)に加えて、バングレード(4ナンバー車)を新たに設定。バングレードでは2WDに加えて4WDが設定され、キャンプなどでデコボコの道を通る際にも、安定感のある走りを実現しています。
これに対してキャラバン マルチベッドはより一層広い荷室を備えていることから、車中泊と自転車・スキー/スノーボード・サーフィンといったアウトドアスポーツを楽しむ人に適したモデルだといえます。
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