2022年夏ころから、日産「セレナ」の開発テスト車両とみられる擬装車（カモフラージュ柄をラッピングした車両）が関東近郊の各地で目撃されるようになったと、SNS上で話題になっています。
　
　現行型デビューから6年が経過したセレナは、いつフルモデルチェンジするのでしょうか。すでに公開されているいくつかの情報を総合して、新型セレナの姿を予想します。

　2022年10月上旬現在、日産からセレナのフルモデルチェンジに関する公式な情報は公開されていません。

　一方で、新型セレナと思われる開発テスト車両が頻繁に目撃されている様子は、SNS上でも数多くみられます。

　車両は擬装されているため、一見すると車種は不明です。

　しかしミディアムクラスのミニバン型であること、トヨタ、ホンダともに同クラスのミニバンは2022年に相次いでフルモデルチェンジ済みであること、テスト車両が日産の開発拠点があるエリアのナンバーをつけていること、そして現行型セレナの登場が2016年夏でデビュー丸6年が経過していることなどの状況証拠というべき事実はいくつも揃っています。

　新型セレナ（と思われる）テスト車両の姿は国外では初夏から、国内でも夏頃から見られはじめ、10月に入っても引き続き関東近県でのスクープ画像がSNS上にアップされていることから、各地で念入りな実地テストがおこなわれていることがうかがえます。

　現行型セレナは他社に先駆けADAS（先進運転支援機能）の「プロパイロット」を装備しており、新型でもその進化が期待されています。

　国内自動車メーカーの開発者によると、ADASの機能はテストコース上だけではすべてチェックしきれず、リアルワールドの実地確認がなによりも大切だと話します。

　詳細は不明ですが、新型セレナと思われるテスト車両も、念入りなテストとチューニングが今もおこなわれていると思われます。

　しかしテスト車両は渦巻き模様などでカモフラージュした柄を車体全体にラッピングして擬装しており、ライトやグリルといったディテール処理や、フェンダーやショルダーラインといった立体形状は判別しにくいものでした。