早々に期待度MAX!? なぜ新型「プリウス」正式発表前から「次のは格好良さそう」と興味津々? SNSが盛り上がるワケ
新型プリウスのテスト車両と称される、真偽不明な画像の拡散がSNS上で広まっています。現行型プリウスもデビュー7年目を迎え、フルモデルチェンジが待たれるタイミングで、SNSユーザーからも期待の声が集まっているようです。
現行型4代目「プリウス」は、派手なデザインゆえ賛否両論だった!?
1997年12月の初代登場から25年目を迎えたトヨタ「プリウス」は、優れた燃費性能を誇るハイブリッドカーを世に広めた立役者です。
現行型は2015年12月に発売した4代目ですが、すでにデビュー7年目とあって、フルモデルチェンジの噂も聞かれるようになりました。
真偽のほどは定かではないものの、SNS上では新型プリウスとみられるテスト車両の目撃情報も拡散されており、正式発表前から盛り上がりをみせているようです。
4代目プリウスは、トヨタのクルマ造りの構造改革を示すTNGA(トヨタ ニュー グローバル アーキテクチャ)に基づき開発された第一号車として、華々しくデビューしました。
低重心なパッケージングを特徴とする新開発「TNGA-Cプラットフォーム」を初採用し、車体剛性の強化や低重心化により操縦性能を向上。
さらに先進運転支援機能「トヨタセーフティセンス」などを新採用しています。
もちろん元祖ハイブリッドカーとして最重要視される「低燃費性能」についても抜かりはなく、エンジンの燃焼効率を大幅に高めたほか、モーターやパワーコントロールユニット、バッテリーの高効率化や小型・軽量化も図られています。
そんな革新的な4代目プリウスでしたが、なにより驚かされたのは「デザイン」です。
当時トヨタは「ひと目でプリウスとわかるユニークなデザインを目指した」といい、歴代プリウスに共通するトライアングルシルエットを継承しつつ、アクの強いスタイリングやディテール処理を施したことで話題を呼びました。
なかでもヘッドライトユニットやリアコンビランプまわりの形状などはそれぞれかなり個性的で、好みの分かれるものでもありました。
蛍光色のように華やかなイメージカラーの新色「サーモテクトイエロー」のカラーリングとの相乗効果もあって、その印象をさらに強めています。
変革の象徴として華々しく誕生した4代目プリウスでしたが「派手過ぎるデザイン」に対し、3代目までのプリウスとのイメージの変化が大きすぎたことに戸惑う声も少なくなかったようです。
改めて振り返ってみると、3代目までのプリウスはシンプルでクリーンなデザインが「エコカー」のイメージと重なり、独自の先進性を感じさせていましたが、4代目の振り幅は大きすぎたのかもしれません。
また4代目が発売された頃には、トヨタの他モデルにハイブリッド仕様の追加設定が相次いでいたことも、元祖ハイブリッドカーのプリウスにとっては、マイナス要素だったといえます。
結果として、歴史に残る大ヒット作となった3代目プリウスの販売台数を上回ることはできなかったようです。
なお派手過ぎるスタイリングはその後、2018年12月に前後ランプ類などのディテールデザイン変更をともなうマイナーチェンジを実施したことで、すっきりした印象へと生まれ変わっています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。