トヨタ新型「ハリアー」一部改良で大変革!? PHEV追加の裏で「ひっそりと」内装が「一新」していた!

トヨタは2022年9月26日に「ハリアー」を一部改良しました。プラグインハイブリッド車「ハリアー PHEV」の新設定が大きな話題ですが、いっぽうで内装も大きく手が加えられていました。

「マニアック」!? でも「ハリアー」オーナーには「地味に気になる」大変革とは

 2022年9月26日、トヨタは人気SUV「ハリアー」を一部改良しました。先進運転支援機能「トヨタセーフティセンス」のバージョンアップが図られたほか、新たにプラグインハイブリッド車「ハリアー PHEV」が設定され話題を呼んでいます。
 
 デビュー2年ではやくも大きな改良を実施した新型ハリアーですが、その一方で「ひっそりと」内装の大変革もが行われていました。

(上)2022年9月26日に一部改良した新型「ハリアー」の内装/(下)2020年6月にフルモデルチェンジしたデビュー当時の現行型(4代目)「ハリアー」内装
(上)2022年9月26日に一部改良した新型「ハリアー」の内装/(下)2020年6月にフルモデルチェンジしたデビュー当時の現行型(4代目)「ハリアー」内装

 ハリアーは現行型で4代目。デビューしたのは2020年6月のことでした。

 歴代モデルが培ってきた都会的なスタイルをより洗練させ、シンプルさとエレガントさを融合させたクーペスタイルに刷新されました。

 車両の土台となるプラットフォームを新開発のTNGA GA-Kプラットフォームに一新し、剛性強化や低重心化を実現。乗り心地と走りのレベルを共に高めています。

 また室内も居心地の良さを重視した上質な仕立てとしています。

 そんな現行型ハリアーは、当初から上級モデル向けに12.3インチのTFTタッチワイドディスプレイがインパネ中央部に装備されていました。

 その全面パネルの片側には、エアコンやシートヒーター(快適温熱シート)・シートベンチレーションの操作表示が備わり、ナビやテレビなどのメイン表示と2画面で両立させていたのが特徴でした。

 上部表示することでドライバーが操作する際の目線移動も少なく済むうえ、エアコン操作などのサブ表示はディスプレイの左右どちら側にも移動表示することができるため、助手席の乗員からの操作も可能となっています。

 いっぽうで、ぜっかくの大型モニター画面をフルに表示することができず、SNS上などでオーナーの不満の声も少なからず見られていました。

 サブ表示を消し、ナビやテレビ画面をフル表示させるという、後付けの社外製品も発売されているほどです。

 こうした現行型ハリアーオーナーからの不満も多かったとみえて、デビューからわずか2年の一部改良タイミングでトヨタは大幅な改善を実施。操作ロジックやレイアウトまわりがごっそりと変更されました。

 今回の一部改良では、新型ハリアーのセンターディスプレイやエアコン表示がどのように変わったのか、順に解説していきます。

 一部改良前も改良後も、ハリアーの12.3インチディスプレイの下段は、エアコン吹き出し口とエアコンなどの操作パネルが並んでいます。

 一部改良前は、下段の操作パネルでエアコン設定温度などをいじると、上部の12.3インチディスプレイ部のほうに大きく「25.0℃」などと割り込み表示されていました。

 一部改良後の新型ハリアーでは、操作パネル自体に設定温度やエアコン風量の表示ディスプレイを追加する改善を実施しました。

 これで、センターディスプレイ上にエアコンの動作状況が常時表示されスペースを占領することもなくなったのです。

 温度表示がやや低くなったのは確かですが、それでもインパネ中央部に位置するため、そこまで低すぎるわけではなく、大勢に影響はなさそうです。

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