2023年発売される新型SUVの原型は2019年に発表済だった!? コンセプトは「大胆!」 新型「クロストレック」と比較

2022年9月に発表されたスバルの新型「クロストレック」は、2019年3月に初公開されたコンセプトカーと近似性が認められます。その根底に流れる共通のデザインコンセプトや進化具合について比較します。

最新スバル車のデザインコンセプト「BOLDER(ボルダー)」でつながる2モデル

 スバルは2022年9月15日、新型コンパクトSUV「CROSSTREK(クロストレック)」を世界初公開しました。
 
 2023年の発売を予定する新型クロストレックは、樹脂色の黒いパネル面が強く主張。ワイルドな外観デザインを印象付けています。
 
 実はこの大胆なデザインのベースは、2019年春にコンセプトカーとして早くも先行公開されていました。改めて2モデルを比較してみましょう。

(上)スバル 新型「クロストレック」(2023年発売予定)/(下)「VIZIV ADRENALINE CONCEPT(ヴィジヴ アドレナリン コンセプト)」(2019年のデザインコンセプトカー)
(上)スバル 新型「クロストレック」(2023年発売予定)/(下)「VIZIV ADRENALINE CONCEPT(ヴィジヴ アドレナリン コンセプト)」(2019年のデザインコンセプトカー)

 新型クロストレックは、これまで国内でスバル「XV」の名で販売されていたモデルの3代目にあたります。

 クロストレックという車名は「CROSSOVER(クロスオーバー)」と「TREKKING(トレッキング)」を組み合わせた造語で、これまでも北米など海外向けのXVに命名されていましたが、新型から世界統一のネーミングで売り出されることになりました。

 新型クロストレックのデザインは、これまでのスバル車共通のデザインメッセージ「DYNAMIC(ダイナミック)×SOLID(ソリッド)」をさらに進化させた「BOLDER(ボルダー)」をデザインコンセプトにしています。

 DYNAMIC(「動的」「力強い」「行動的な」)な躍動感と、SOLID(「堅牢な」「中身のつまった」)な塊感を融合させるという主張に、BOLDERというメッセージが加わった格好です。

 BOLDERを日本語に訳すと「より大胆に」「目立つ」。

 骨太なスバル車の個性をより「大胆に」際立たせたい、という思いが込められているといいます。

 そんなBOLDERデザインを初めて具体化させたのが、2019年3月にスイスで開催されたジュネーブ国際モーターショーで世界初公開された「SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT(スバル ヴィジヴ アドレナリン コンセプト)」です。

 VIZIV ADRENALINE CONCEPTは「大自然の中を想いのままに走り廻りたい」という気持ちを駆り立てる新しいスポーツヴィークルとして提案されています。

 スバルは明確な想定車種を主張していませんでしたが、鮮烈なブルーに塗られたコンパクトでスポーティなBOLDERデザインについて、これが次期XVかと予想する声は多くありました。

 なおBOLDERデザインはその後、2020年10月にフルモデルチェンジした新型「レヴォーグ」で初めて市販化され、その後登場するニューモデルへ展開されています。

 そしてVIZIV ADRENALINE CONCEPTの登場から3年余りが経過し、2022年9月に発表された新型クロストレックは、まさに「市販版」といえる“大胆”なスタイルで現れたのでした。

 もちろん3年の時を経たことで、デザインもさらに進化を遂げています。

 例えばフロント部を見比べてみると、VIZIV ADRENALINE CONCEPTが独立したグリルバーを備えるのに対し、新型クロストレックでは左右ヘッドライトへとつながる一体化したウィング形状となるなど、ディテールの処理は大きく異なります。

 SNS上では「カッコいい」「ワイルドで魅力的」など、スバルファンを中心とした称賛の声が早くもみられています。

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