力強さ強調の新型SUV「ASX」世界初公開! 13年ぶりに三菱が全面刷新へ 4種パワトレ採用で欧州投入
三菱の欧州本社であるMMEは2022年9月21日、欧州向けの新型SUV「ASX」をオンラインで初公開しました。新型はどのようなクルマなのでしょうか。
ルノーのOEMを受けて登場 4種のパワートレインにより多様なニーズに対応
三菱自動車の欧州本社であるミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ(MME)は2022年9月21日、欧州市場向けの新型コンパクトSUV「ASX」をオンラインで世界初披露しました。
これまで「ASX」は三菱の主力車種として2010年の発売以来、北米、欧州、豪州、中国など約90カ国で発売している世界戦略車です。なお、日本では2010年より「RVR」という名称で発売しています。
新型ASXは、ルノーからOEM供給を受ける形で登場。ルノー・日産・三菱自動車アライアンスによる「CMF-Bプラットフォーム」を採用し、スペインのルノー社バリャドリード工場で生産されます。
新型ASXのデザインは、フロントからリヤへと流れるシルエットを基本とし、後方にむかって切れ上がるキャラクターラインとフローティングルーフを採用。ツリ目のヘッドライトとあわせて、軽快な走りを予感させる躍動感のあるスタイリングとしています。ボディサイドは絞り込み、ショルダーを張り出すことにより、力強さも表現。
フロントは三菱のアイデンティティである「ダイナミックシールド」の要素を取り入れ、上部にスリーダイヤを堂々と配したフロントグリルで力強さを表現しています。
インテリアは332リットルの広いラゲッジルームと、スライド式のリアシートにより、利便性を向上。インパネ中央にはディスプレイオーディオ(SDA)を配置し、SDAでドライブモードの選択ができる「マルチセンス」を採用しました。
パワートレインは、欧州市場を意識し複数のバリエーションを展開します。
1.6リッターガソリンエンジンに、ふたつのモーターと10.5kWhの駆動バッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)モデルに、1.6リッターエンジンとふたつのモーターに1.3kWhの駆動バッテリーを組み合わせるハイブリッドモデルも用意。
また1.3リッター直噴ガソリンエンジンのマイルドハイブリッドモデルは、6速MTと7速DCTが選択できます。
さらに、純ガソリン車の1リッター3気筒ターボエンジンに6速MTの組み合わせも用意され、合計4種類のパワートレインにより欧州市場の多様なニーズに対応します。
新型ASXは安全装備も充実したものとなっています。
車線逸脱警報や車線維持支援、交通標識認識などは標準装備。上級グレードでは、レーダークルーズコントロールに車線維持機能を組み合わせた「マイパイロット」を搭載することで、先進安全装備を積極的に採用しています。
新型ASXは、2023年3月より欧州の一部市場から発売されます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。