クルマの「ホーンの音色」なぜ異なる? 「プッ」から「パァーン!」 実は色々あるホーンの種類とは
クルマには自車の位置を第三者などに伝える役割をもつ「ホーン(クラクション)」が備わっています。しかしその音色はクルマによって異なりますが、どのような違いがあるのでしょうか。
クルマのホーンはなぜさまざまな音色があるのか
自車の存在を音で周囲に知らせる役割があるホーンは、クルマにとって必要不可欠な部品です。
そんなホーンの音色は、モデルによって異なる場合があるようです。
街中をクルマで走行中、まれに「ブー!」や「プー!」など、ホーンの音を耳にすることがあります。
ホーンは、通称「クラクション」とも呼ばれ車検項目では「警音器」などと表記される、自車の存在を音で周囲に知らせるなど、クルマにとって必要不可欠なパーツです。
おもに「平型」と「渦巻き型」の2種類に大別され、基本的に渦巻き型のほうが高価となっています。
国産車のほとんどは平型を採用しており、そのメリットには、コンパクトな形状で取り付け場所を選ばないことと、比較的生産コストが安いことなどが挙げられます。
一方の渦巻き型は、欧州車に採用されていることが多く、ホルンのような形状から音を共鳴させることにより、重圧感のある音色を出すことができます。
そんなホーンですが、モデルによって音色が異なって聞こえることがあります。
ホーンを製造する国内メーカーの担当者は、音色について次のように話します。
「ホーンの種類によって、中音や低音といった音色の組み合わせなどが異なり、違う音色が鳴るようになっています。
音色の違いは、メーカー側がユーザーのニーズに合わせてあえて異なるように制作しているケースもあります。
例えば、当社ではフェラーリのような高級感のある、音色に余韻がつくようなタイプも開発しています。
なお価格は、高級なものは1万円ほど、安価なものは2000円とほどと、幅広く展開しており、高級なホーンと安価なホーンでは、やはり音色が異なります」
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ユーザーのなかには、ホーンの音色が気に入らず社外品に切り替える人もいるようですが、重要保安部品なのでどんなものでも取り付けできるというわけではありません。
道路運送車両法保安基準第43条ではホーンの音量が決まっており、前方7メートルの位置で112db以下87db以上であることとされ、音色が連続して鳴るうえに、音量や音色が一定であることとされています。
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