横浜市戸塚区内の国道1号・戸塚警察署交差点で、立体化の計画が進行中です。

　2022年7月、国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所とNEXCO東日本が、住民説明会を開催。戸塚警察署交差点の立体交差化事業について、計画の概要を明らかにしました。

　この立体化は2018年度に事業化されています。

　戸塚警察署交差点は、国道の交通量が12時間あたり4万～4万6000台、市道が同4000～6000台ほどで、国道の東京方面と市道を行き来する交通が比較的多いのが特徴です。東京方面からだと横浜新道を抜けた先で詰まるポイントといえます。

　国道も市道も慢性的に混雑しており、国道の下り（小田原方面）は夕方に900m超、上り（東京方面）は朝に1200m超の渋滞も発生するといいます。

　今回の立体化は、交差点を立体交差に変えて、国道と市道とは高速道路のICのようにランプでつなぎます。

　ただし市道とつなぐのは国道の東京方面のみです。市道と国道の小田原方面の行き来は西隣の、国道1号の現道（戸塚道路）と国道1号の旧道が合流する大坂上交差点経由となります。

　今後、都市計画変更に向けて手続きが進められ、都市計画変更後に用地取得や工事に着手していくことになります。

　戸塚区を縦断する国道1号は、横浜新道や戸塚道路といったバイパス道路が昭和30年代から開通。そしてその後も改良が続き、戸塚警察署交差点の近くだと、渋滞ポイントとなっていた矢沢交差点は1968年、原宿交差点は2009年（全通は2010年）にそれぞれ立体交差化されています。