意外とできてない!? 警察官が感じる「運転マナーが良いドライバーの特徴」とは 交通取締り時のホンネを吐露

意外とできてない? 3つ目のポイントは

 そして3つ目は、「車道から店舗の駐車場などに入るときに、歩道や路側帯の前で一時停止しているドライバー」です。

歩道や路側帯の前でも一時停止をお忘れなく! (画像はイメージ)
歩道や路側帯の前でも一時停止をお忘れなく! (画像はイメージ)

 実はこれは道路交通法で定められており、第17条第2項では以下のような規定があります。

「車両が道路外の施設や場所に出入りするためやむを得ず歩道や路側帯を横断するなどの場合には、歩道又は路側帯に入る直前で一時停止し、かつ、歩行者の通行を妨げないようにしなければならない」

 この規定について知らなかったという人もいるのではないでしょうか。

 過去の取り締まりの際、ドライバーが歩道をよく確認しなかったために、クルマが歩行者や自転車と衝突して怪我につながる交通事故も実際にありました。

 特に自転車は走ってくるスピードが歩行者より速く、ドライバーから見て遠くにいるように見えても、数秒後にはクルマの近くまで来ているという可能性もあります。

 このように、歩道上でクルマと歩行者が衝突してしまう事故も発生しているので、歩道や路側帯を横断して店舗の駐車場などに出入りする場合は、歩いている人、自転車などがいないか十分に確認して横断することを心がけましょう。

 このほか私が警察官として交通取り締まりをおこなっていた際に特に嬉しかったのが「交通事故を起こす前に取り締まりを受けて良かった」、「自分の運転を見直すきっかけになった、ありがとうございました」という言葉でした。

 誰しも、交通違反で捕まってしまうのは良い気分ではありませんし、警察官もそのことは十分承知しています。

 ただ、警察官であれば交通死亡事故の現場を経験することも多くあり、交通取り締まりをおこなう根底には「交通事故を発生させない」という想いがあります。

 だからこそ、ドライバーに自身の運転の危険な部分について、少しでも理解してもらいつつ、交通ルールを守った運転を心がけてもらえると嬉しいと感じます。

※ ※ ※

 交通ルールは、頭では理解していても実際に運転してみると十分でない可能性もあります。

 今一度自身の運転を振り返りながら、より一層の安全運転を心がけていきましょう。

【画像】道路に描かれる謎の「★」マーク。 一体どんな意味? 画像で見る(15枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー