若者人気沸騰なるか? マツダ新型高級SUV「CX-60」は4パワトレ設定で「どれ人気!?」4WD率も半数超え
2022年6月に予約受注を開始し、9月15日より順次販売を開始する予定のマツダ 新型「CX-60」は、4つのパワートレインを設定しています。受注台数や受注の内訳について詳しく解説します。
新型「CX-60」先行予約者の34%は30代以下の若いユーザーが占める
マツダは新型SUV「CX-60(シーエックス シックスティー)」を2022年9月15日より発売します。
まずはディーゼルハイブリッド「e-SKYACTIV D」搭載モデルから先行販売を開始したあと、12月以降に「SKYACTIV-G 2.5」「SKYACTIV-D 3.3」「eーSKYACTIV PHEV」各モデルを順次発売していくとしています。
正式発売を前に、2022年夏時点での先行受注状況やその内訳についてご紹介します。
新型CX-60は、マツダの新世代ラージ商品群の第一弾となるモデルで、日本や欧州などで展開される2列シートレイアウトのミッドサイズSUVです。
マツダでは新型CX-60を皮切りに、2022年以降「CX-70」(北米向けワイドボディ/2列シート)や「CX-80」(日本・欧州向け/3列シートSUV)、「CX-90」(北米向けワイドボディ/3列シート)といった新世代ラージ商品群の展開を計画しています。
新型CX-60日本仕様のボディサイズは、全長4740mm×全幅1890mm×全高1685mm、ホイールベース2870mm。
走りと環境性能の両立を図った4つの新開発パワートレインを搭載し、消費税込み価格は299万2000円から626万4500円までとなっています。
2022年6月24日に予約受注を開始。マツダによると、その後約1か月が経過した7月末時点で、6400台を受注したといいます。
4タイプあるパワートレインの受注内訳は、9月15日より先行発売される「XD-HYBRID」のe-SKYACTIV Dが45%を占めます。
e-SKYACTIV Dは、3.3リッター直列6気筒ディーゼルターボ+モーター(48Vマイルドハイブリッド)で構成され、日本仕様は4WDのみの設定。カタログ燃費21.1km/Lをマークします(WLTCモード燃費)。
次いで先行受注で多かったのはSKYACTIV-D 3.3(3.3リッター直列6気筒ディーゼルターボ)の「XD」で36%です。
そしてSKYACTIV-G 2.5(2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン)「2.5S」が14%、eーSKYACTIV PHEV(2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン+大型モーター&大容量バッテリー)「PHEV」が5%という順でした。
なお全モデルを合計した駆動方式の内訳は、4WDが61%、2WD(FR:後輪駆動)が39%と、4WD比率が高い結果となりました。
人気のボディカラーは、マツダ独自の塗装技術「匠塗(TAKUMINURI:たくみぬり)」による特別塗装色「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」で、初期受注の46%を占めています。
匠塗とは、熟練職人が手塗りしたような精緻で高品質な塗装を、量産ラインで実現するというマツダの塗装技術です。
次いで、同じ匠塗の特別塗装色「マシーングレープレミアムメタリック」が15%。そして定番人気の「ジェットブラックマイカ」13%が続きます。
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新型CX-60の先行予約したユーザーの年齢内訳をみてみましょう。
20代以下が14%、30代は20%、40代は27%、50代が23%、60代以上が16%となっています。40代から50代のユーザーが5割を占めるいっぽうで、30代以下も34%と比較的高めでした。
プレミアムモデルの新型CX-60が、若いユーザーからも高い注目を集めていることを表しています。
7月末時点で6400台を受注した新型CX-60ですが、9月15日の正式発売後にその台数がどこまで伸びているのか、さらに興味は尽きないところです。
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