新型3列SUV「EQB」の後席は使える? 乗って分かった「実用性」 異なる駆動方式も解説

メルセデス・ベンツ新型「EQB」の特徴は3列シートSUVということですが、ドイツ製EV唯一の3列目シートはしっかり使えるのでしょうか。

新型「EQB」はEVでは珍しい3列シート仕様!

 メルセデス・ベンツにとって、日本で販売するモデルとしては「EQC」や「EQA」に続く3台目となるEV(電気自動車)が「EQB」。
 
 同車はSUVの「GLB」の車体をベースにEVしたモデルですが、実用面において先輩たち2台とは大きく異なる特徴が3列目のシートを備えた7シーターとなっていることです。
 
 果たして、その3列目は実用的に使えるシートなのでしょうか。

ドイツ製EV唯一の3列目シートSUV「EQB」の3列目は実用性どんな感じ?
ドイツ製EV唯一の3列目シートSUV「EQB」の3列目は実用性どんな感じ?

「GLC」がベースでEQAよりも車体がひとまわり大きなEQCでも、全車が2列シートで3列モデルはありません。

 実はアメリカのテスラが販売するモデル以外は日本においてSUVタイプで3列シートのEVはなく、またEQBは欧州メーカーが日本で販売するEVのなかで唯一の3列シートモデルとなるのです。

 まずパッケージングについて確認すると、エンジン車のGLBとEVのEQBはまったく同じではありません。

 床下にバッテリーを搭載する都合上、EQBの床は2列目から3列目にかけて2cmから4cm(筆者計測)程度高くなっているからです。

 また、高くなった床に対して座面の高さがそのままではヒール段差(床と着座位置の高低差)が不足して乗車姿勢が適切ではなくなってしまうので、着座位置も(地面に対して)1cmから2cmほど高くなっていることが確認できました。

 つまり、EV化に合わせてパッケージングは再構築され、居住性はエンジン車のEQBとは異なるものとなっているのです。

 では、2列目や3列目の居住性はどうでしょうか。

 結論からいえば、乗り比べなければGLBとの大きな違いは感じられないかもしれません。

 まず2列目は、床と座面の高低差がわずかに低くなっていること、その結果として足の収まりに若干の変化が起きているのは事実です。

 しかし、頭上クリアランスは十分でEQBでも居住性は問題がないので、不都合を感じることはないでしょう。

 一方で3列目は、頭と天井とのクリアランスが2cmほど狭まっています。

 それもあって居住性が優れているとはいえませんが、そもそもエンジン仕様であっても広くてくつろげる空間というよりは補助席的な空間に過ぎなかったので、居住性は低下しているもののシートの実用性としては大きな変化はないともいえます。

 もちろん、体格の大きい人は座るのは厳しいですし、長時間乗車もお勧めしません。

 一方で、「ちょっとそこまで人を乗せる」とか「年に数回だけ近距離移動用に使う」というニーズは満たしてくれるでしょう。

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