急な雨「オープンカーは傘OK?」 走行中に「傘差し」は何違反? ゲリラ豪雨の予知する方法とは

同乗者なら「傘OK?」 ゲリラ豪雨は予知出来る?

 では、運転席のドライバーではなく、助手席に座っている同乗者が傘を持ってあげるのは問題ないのでしょうか。

 前出の警察関係者は、助手席が傘を持って走行することについて「助手席の人が自分とドライバーのために傘をさして乗車した場合においても、『安全運転義務違反』で取り締まりを受けるおそれがあります」と話します。

 さらに助手席に座っている同乗者が傘をさしてオープンカーで走行した場合、道路交通法第71条4項の「(中略)乗車している者の転落又は積載している物の転落若しくは飛散を防ぐため必要な措置を講ずること」に抵触する可能性も考えられます。

 前出の警察関係者担当者は以下のように注意喚起しています。

「傘をさしながらオープンカーで走行した場合、傘が飛ばされてしまったり、隣を走行するクルマにぶつけてしまう可能性があります。

 さらにはあおり運転にもなりかねないため、自分の安全のためだけでなく、周りを走行するクルマのためにも、走行しながら傘をさすということはしないようお願いします」

 当然、オープン状態で走行中の車内で傘を広げれば、台風の風に晒されてるのと同じくらい大きな風圧を受けることになり、変形や破損することで道路上に落下することも考えられ、危険だといえます。

オープンカーといえど、雨が降ったら屋根を閉めて走行しましょう
オープンカーといえど、雨が降ったら屋根を閉めて走行しましょう

 自動車整備士のA氏は「オープンカーといえども、シートや内装素材、エアコンパネルなどは完全防水ではありません。そのため、基本的に雨が降ってきたら安全な場所に停車したうえで、屋根を閉めることが望ましいです」と話しています。

 では、昨今のゲリラ豪雨などを事前に予知することはできるのでしょうか。

 日本気象協会が運営するWEBサイト「tenki.jp」によれば、ゲリラ豪雨の前兆として「急に真っ黒な雲が近づいてくる」「雷鳴が聞こえる」「稲光が見える」などの天候の急変が挙げられてます。

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