ホンダ新「“フルフェイス”も入るオールラウンドモデル」発表! 燃料タンクに見えて実は「荷室」!? 一回の給油で約400km走る「NC750X」2027年モデル欧州に登場
ホンダ・ヨーロッパは2026年7月28日、オールラウンドモデル「NC750X」の2027年モデルを発表しました。
幅広いシーンで活躍できるモデル
ホンダ・ヨーロッパは2026年7月28日、オールラウンドモデル「NC750X」の2027年モデルを発表しました。
NC750Xの歴史は2012年にさかのぼります。当初は「NC700X」として登場し、以来ヨーロッパ全土で根強い人気を維持してきました。その人気を支えてきた要因は複数あります。
トルクフルで燃費に優れた2気筒エンジン、余裕あるライディングポジション、しなやかな足まわり、そしてアドベンチャーテイストのスタイリングが一体となって、このモデルの魅力を形づくってきました。
さらに、通常は燃料タンクが置かれる位置に設けられたフルフェイスヘルメットも収まる23Lのラゲッジスペースや、ホンダ独自のデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)も、NC750Xならではの特徴として知られています。
こうした要素が組み合わさることで、通勤から長距離ツーリング、週末のレジャーまで幅広いシーンで活躍できるモデルとして評価されてきました。
ホンダはこれまでもNC750Xの進化を継続してきました。2014年には排気量を745ccに拡大し、2018年にはホンダ・セレクタブル・トルク・コントロール(HSTC)を新たに採用しました。
2021年にはスロットルバイワイヤ(TBW)と電子制御ライディングモードを導入するとともに、6kgの軽量化も果たしています。

2025年モデルではフロントブレーキのデュアルディスク化や持続可能な素材の使用拡大が進められており、2027年モデルでもこの開発の流れを受け継ぎながら、新たなカラーによってその個性を際立たせています。
スタイリング面では、シャープなボディワークと保護性の高いスクリーン、特徴的な LED ヘッドライトが力強いシルエットを構成しています。シート高は800mmに設定されており、幅広いライダーが扱いやすい設計となっています。
インストルメントパネルには視認性に優れた5インチのフルカラーTFTスクリーンを搭載しています。左ハンドルバーに新設されたバックライト付き4方向トグルスイッチを通じて「Honda RoadSync」を操作でき、スマートフォンと接続することでターンバイターン・ナビゲーションや電話、音楽再生といった機能を走行中でも利用できます。
環境への配慮という観点では、カラータイプの「Durabio(デュラビオ)」を採用しています。リサイクル素材を含む持続可能な素材で製造されたパネルやコンポーネントの使用範囲はさらに広がっており、ボディワーク全体に占める割合は34%に達しています。
搭載されるエンジンは、水冷SOHC 8バルブの並列2気筒で、低中速域での力強い走りを持ち味としています。最高出力43.1kW、最大トルク69Nmを発揮し、排出ガス規制のEURO5+に適合しています。燃費はWMTCモードで28.3km/Lを達成しており、14.1Lの燃料タンクと組み合わさることで約400kmの航続距離を確保しています。なお、欧州の「A2ライセンス」(日本における普通自動二輪免許に相当)向けに出力を35kWに制限したバージョンも設定されています。
TBWの採用によって、「SPORT」「STANDARD」「RAIN」の3つのデフォルトライディングモードに加え、ライダーが自由にカスタマイズできる「USER」モードも選択できます。HSTCは「RAIN」モードを含む3段階の介入レベルで制御されます。
オプション設定のDCTは、常にシームレスなシフトチェンジを実現し、長距離走行時の疲労を軽減します。2025年のアップデートでは極低速域でのコントロール性が高まり、発進時のスムーズさも向上しています。ライディングモードに連動した自動シフトスケジュールを備えており、「USER」モードでは好みのシフトパターンを選択することも可能です。
フレームには軽量かつ高剛性なスチール製ダイヤモンドフレームを採用しています。アップライトなライディングポジションと低く抑えられた重心が、扱いやすいハンドリングとバランスを生み出しています。サスペンションにはショーワ製41mm SBDVテレスコピックフォークとスプリングプリロード調整機能付き Pro-Linkリアサスペンションを装備。ブレーキは前輪に296mmのデュアルディスクと 2 ピストンキャリパーを組み合わせており、さまざまな状況でも安心できる制動力を発揮します。
2027年モデルは、新色の「グリントウェーブブルーメタリック」と「マットディープマッドグレー」、そして継続色の「アースブラック」と「アースカーキ」を加えた全 4 色のラインアップとなります。
価格は7599ユーロ(2026年8月上旬のレートで日本円換算約138万円)からの設定です。
カラーの刷新によって新たなファン層の開拓も期待されており、NC750Xが今後もヨーロッパ市場でその存在感を維持し続けることは間違いなさそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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