「故障かな?」夏は要注意な「アイドリングストップ機能」突然作動しなくなる意外な原因とは
意外と厳しい! アイドリングストップの作動条件
アイドリングストップを作動させるためには、ECONスイッチがON、運転席のシートベルトを装着、冷却水やミッションオイルの温度が適正範囲内、エンジンの始動後5km以上の走行など、さまざまな条件を満たしている必要があるといいます。
また、気づかぬうちにECONスイッチがOFFになっていたり、リアのデフォッガー(曇り取り)のスイッチが入ってしまっていたりしても作動しないそうです。
「さらにミッションは『D』、ブレーキはちゃんと踏んでいることも条件です。しかしブレーキペダルを踏みっぱなしということは、リアのブレーキランプを点灯させていることでもあります。
弱ったバッテリーにとって、ランプの点灯+エアコンやオーディオの使用など電気の使用量が多い状況はかなり厳しいものがあります」(F整備士)
また、急な坂道で停車した場合や、エアコンの風量が多い状態、さらに外気温が40度以上の高温のときはアイドリングストップが作動しません。アイドリングストップが作動するにはさまざまな条件が必要のようです。
「最近では、不必要なアイドリングストップを嫌い、スイッチでキャンセルしてしまう人も多いです。
実際に弊社にお越しになるお客さまの多くがアイドリングストップをキャンセルさせています」(F整備士)
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メリットとデメリットが混在するアイドリングストップですが、年々厳しくなる燃費基準に適応するために、メーカーとしては搭載しておきたい機構なのでしょう。
しかし、やはりバッテリーには大きな負荷をかけてしまうものであり、F整備士によるとアイドリングストップの有無だけではそれほど大きな燃費の差が出ないといいます。
それよりも、夏場などはナビやオーディオ、カーエアコンなど電気を消費する装備を常時使用せずに、状況に応じて電装品の電源をオフにするほうがバッテリーにとって良いのかもしれません。
非常に難解な記事でした