夏はクルマの敵!? 強烈な日差しで内外装にダメージも! 紫外線から愛車を守る対策とは
夏の紫外線はクルマにとって大敵です。強い日差しからクルマのボディを守るための対策をプロに聞いてみました。
炎天下の洗車はシミやムラの原因に!?
夏の強烈な日差しに含まれる「紫外線」は肌に悪影響を与えることが知られていますが、クルマとっても大敵です。
クルマの場合、表面を覆っているコーティングが紫外線により少しずつ破壊され、塗装が劣化して色褪せの原因になります。
さらにボディの塗装面だけでなく、ヘッドライトのカバー部分に使われているポリカーボネート樹脂のほか、内装ではレザーシートなども紫外線に弱いといわれています。
夏の日差しからクルマを守るには、どのような対策が必要なのでしょうか。都内のガラスコーティング専門店のHスタッフに話を聞いてみました。
「まず気を付けたいのが洗車ですが、真夏は炎天下での洗車は基本的にNGです。
水分が早く蒸発することで、水に含まれるルシウムや塩素などがボディに付着したり、水滴がレンズのようになって光を集めることでボディが焼き付いてしまうことがあります。
これらは通常の洗車では落ちないので、発生を防ぐためにも、日中なら日陰、または直射日光が弱くなる夕方などに洗車するように心がけていただければと思います。
炎天下の洗車で、ボディ表面に残った水分をすぐに拭き上げることは至難の技。Hさんいわく、洗車できないわけではないといいますが、複数人で作業するなど“時短”する必要があるようです。
それが難しいのなら日陰がベスト。それでも真夏はボディの表面がすぐに乾くため、時間との勝負だそうです。
「ボディの水分を気にする人は多いのですが、意外に見落としがちなのがホイールに残った水分です。これもしっかり拭き取らないとシミの原因になってしまいます」(ガラスコーティング専門店 Hスタッフ)
洗車の手順として、まずタイヤとホイールの汚れを洗い流し、そのあとボディのルーフ部分から下方向へと洗車します。
一度に全部を洗うのではなく、足回りとボディ外装を分けて洗車することで、拭き取り前の乾燥を少しでも減らすのが良いそうです。
「拭き取り時も、マイクロファイバーなど吸水性に優れたクロスで早めに水分を取ることが大切です。
また熱くなったボディ表面はコーティング皮膜もクリア塗装も柔らかくなっている可能性があるで、汚れを落とすためにゴシゴシ表面を擦らないようにしてください」(ガラスコーティング専門店 Hスタッフ)
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