最高の2台をお披露目! トヨタ&スバルが10年を祝う「GR86/SUBARU BRZ」を発表!「一緒にいいクルマをつくろう!!」で出来た限定車とは
限定の「10th Anniversary Limited」の特徴とは
ここからは2台の10th Anniversary Limitedについて解説していきましょう。
ベース車両はGR86が「RZ」、BRZが「S」です。
エクステリアは、GR86はノーマルに設定のない「フレイムオレンジ」の特別なボディカラーを採用。実はこれは初代のイメージカラー「オレンジメタリック」のオマージュです。
一方、BRZはスバル定番色「WRブルーパール」のボディカラーに、ドアミラー/ルーフアンテナはブラック塗装、アルミホイールはマットブラック塗装…とノーマルに設定のないコーディネイトが採用されています。
要するに、GR86は「一目で解る違い」、BRZは「解る人に解る違い」と、両ブランドの性格がよく表れています。さらにリアガラスには専用のエンブレムを追加。
インテリアはボディカラーに合わせたコーディネイトで、GR86が「ブラック×オレンジ」、BRZは「ブラック×ブルー」となっています。
変更部位はシート(パーフォレーション裏地/ステッチ)、ステアリング/シフトブーツ/サイドブレーキブーツ(ステッチ)、そしてドア内張(10th Anniversary Limitedの刺繍入り)です。
これに加えて、インパネセンターオーナーメント/エアコンダイヤル/VSCスイッチ/助手席インパネモールがシルバー→キャストブラックに変更。
この辺りはヒカリ物を抑えることで専用コーディネイトをより引き立たせるという考えだと思われ、細かい変更ですが大人っぽさが少しプラスされています。
メカニズムの部分はノーマルから変更がありません。
個人的には初代モデルに設定され好評だった「SACHSダンパー」などがあるといいなと思いましたが、ある関係者に聞くと「検討はしていたものの、コロナ禍&部品供給などの諸問題で泣く泣く断念」とのことでした。
ただし、逆をいえば「ここから先は皆さんが育ててください!!」ということだと解釈しています。
ワークスのGRパーツ/STIスポーツパーツはもちろん、サードパーティにも優れたパーツはたくさんあるので、自分好みに仕上げることが可能です。
※ ※ ※
価格は「GR86 RZ“10th Anniversary Limited”」の6速MTが346万9000円、6速ATが363万2000円です。
予約受付は、7月24日から9月30日までの期間限定となり、GRガレージをはじめトヨタ販売店でおこなわれ、2023年初頭頃に発売される予定です。
対して「SUBARU BRZ S “10th Anniversary Limited”」の6速MTが338万8000円、6速ATが355万3000円です。
こちらは、200台の限定販売とし、2022年7月28日から9月30日の期間中にスバル販売店で注文が受け付けられますが、9月30日以前に200台に達した場合はその時点で販売終了となるため、気になる人は早めに注文していたほうがいいと思います。
Writer: 山本シンヤ
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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