「ヒヤッとした」車と路面電車の事故、後を絶たず? 意外と「ルール分からない」声も 「JAF×広電」で事故防止目指す

JAF広島支部と広島電鉄がタッグを組み、クルマと路面電車の交通事故防止を目指す各種活動を開始しました。

「路面電車と接触しそうになった」「ひやっとしたことがある」というドライバーも

 JAF広島支部は、2022年7月1日から広島電鉄と協力し、クルマと路面電車の交通事故を減らし、安心安全な道路交通の実現を目指すコラボ活動を2022年7月1日より開始します。

路面電車とクルマの接触事故が後を絶たないという(画像はイメージ)
路面電車とクルマの接触事故が後を絶たないという(画像はイメージ)

 広島市内を中心に、市民の足となり、観光客の移動手段にもなっている広島電鉄の路面電車(市内線)では、クルマとの接触事故が後を絶ちません。

 JAF広島支部のもとへ、広島市内を運転するドライバーから、「路面電車と接触しそうになった」「ひやっとしたことがある」などに加え、「クルマで路面電車の側や軌道敷内を通行する際に気を付けるべき交通ルールがわからない」という声が寄せられています。

 また、広島電鉄では、これまでもクルマとの接触事故を減らすため、運転士への社内教育などを通じて、とくに右折車の動向に留意して運転するなど、接触事故の防止に取り組んできましたが、さらなる事故防止のためには、広く自動車ユーザーにも路面電車の特性などを知ってほしい、との思いがあったといいます。

 そこで、交通安全を推進しているJAF広島支部と広島電鉄がタッグを組み、路面電車の特性や交通事故の実態、交通ルールなどを自動車ユーザーに浸透させることで、路面電車とクルマの交通事故減少を目指すこととなりました。

 取り組んでいく活動内容としては「自動車ユーザーへのアンケート実施」「アンケート結果を踏まえた交通安全イベントや講習会の開催」「リーフレット、ウェブでの注意喚起」「啓発ステッカーの配布」「地方メディアや交通安全推進団体との連携」を予定。

 その他の啓発活動においても、JAF広島支部と広島電鉄が相互に協力していくとしています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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