ハイエースやアルファードが狙われる!? 人気車は「車上狙い」に遭いやすい! 今すぐできる防犯対策

手間をかけずに防犯対策

 車上狙いの被害に遭った人のなかで意外に多い原因が、単純な施錠のし忘れといわれています。自宅に帰ってきた安心感からロックするのを忘れ、車上狙いに遭うケースもあるようです。

施錠し忘れで車上狙いに遭いやすい
施錠し忘れで車上狙いに遭いやすい

 また、車上狙いで真っ先に狙われるのは荷物や金目のもの。車内にバッグや小物、ちょっとした小銭を置きっ放しにしないことも重要です。

 グローブボックス内に設置されることが多いETCなども、カードを入れたままにしている人も多いでしょう。安全のためにも、降車時は必ず抜き取っておくことをお勧めします。

 つまり、車内に盗むものがない状態にしておくことが大切というわけです。

 後付けの振動感知式盗難防止装置なども効果はありそうですが、誤作動でアラームが鳴ってしまうこともあり、思ったより人気はないと前出の中古車店店長のN氏はいいます。

「現在ではイモビライザーを純正で搭載する車種も増えていますので、盗難防止装置付きかどうかはクルマを購入する前に確認しておくと良いでしょう」

 次に、車上狙いの被害に遭ったクルマの修理経験がある、埼玉県の整備工場に勤務するF整備士に聞いてみました。

 車上狙いではどのような被害に遭うケースが多いのでしょうか。

「最近では一時ニュースにもなった『リレーアタック』を活用した盗難も多いようですが、それでも古典的なのはサイドウインドウを割ってドアを解錠し物色するケースです。

 オープンカーではソフトトップを切られるという被害も相変わらず発生しています。

 また2000年代あたりまでは後付けしたフォグランプやルーフラックなど外装品や、カーオーディオなどの盗難も多かったのですが、最近ではバッテリーを盗まれる被害も報告されています」

 最近ブームのネオクラシックなどの旧車は、最新のクルマと比較して盗難防止装置が少なく狙われやすい車種。車内に盗まれそうなものを置きっ放しにしないことが大切です。

 またF整備士いわく、駐車場での駐車する向きもできるだけ人目につくほうにフロントを向けると、車上狙いを抑制する効果が多少は期待できるそうです。

 ハーレーダビッドソンなど高額なバイク窃盗を予防する場合は、逆に人目につかないほうが良いのだそう。

「このクルマ(バイク)は狙いにくい」と犯罪者に思わせることが重要のようです。

※ ※ ※

 最近はさまざまな犯罪も増えており、自宅の敷地内や駐車場内でも安全とはいい切れません。

 まずは車内に金目のものは残さず、施錠を徹底することが大切です。

 防犯グッズとして防犯カメラを購入する人が増えており、盗難や車上狙い、悪質なイタズラに対しても録画映像がのちの証拠として役立ちます。

 万能とはいえませんが一定の抑止力にはなると思いますので、駐車場に目立つように設置するのも効果的かもしれません。

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