なぜ道路に「タイヤ痕」が残る? 公道で意図的なら「器物破損罪」の可能性も! ブラックマークが残るワケ
公道でのタイヤ痕は罪に問われる?「器物損壊」にあたる可能性も
そんなタイヤ痕ですが、ドリフトといった意図的な行為によって道路につけた場合には、罪に問われる可能性もあります。
日本で初めてタイヤ痕が罪に問われたのは2005年7月のことです。
静岡県静岡市内のイベント会場において、2人の男性がドリフト走行をおこない、カラー塗装されていた道路にタイヤ痕をつけました。
静岡県警は2人を、タイヤ痕による「器物損壊」と複数名で危険な運転行為をおこなったとして「共同危険行為」の罪で逮捕しました。
また、2022年4月には福井県吉田郡に位置する永平寺町松岡公園のバスケットコートで円を描くようなタイヤ痕が発見されました。
タイヤ痕に加えて、ペイントやパネルも一部剥がれており、器物損壊で調べが進められています。
コートを所有するクラブチームではタイヤ痕を落とすために、たわしでこするといった対応をおこなうとしていました。
公共の場所での意図的な行為によるタイヤ痕は、このように器物損壊といった法令違反にみなされる可能性があります。
また、公道上でのドリフトなどの行為は危険運転や安全運転義務違反などに抵触することが考えられます。
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そんなタイヤ痕ですが、数日経っても消えないというケースも多く見られます。
自宅のガレージや会社の敷地などでタイヤ痕がついてしまったときには、メラミンスポンジやナイロンブラシといったアイテムの使用が効果的です。
また、軽微なタイヤ痕であれば、重曹を溶かした水を霧吹きなどで吹きかけてブラシで擦ることで落とせる場合もあるといいます。
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